
かみふらのラベンダーまつりの会場となる町営のラベンダー園。日の出山は上富良野市街の近くにある小高い山で,頂上に白く丸い展望台があるので遠くからでも目立つ。独特のうねりのある斜面に植えられたラベンダーと,銀色に輝く遊歩道はとても絵になり,ポスター,パンフレットなどへの登場頻度が多い。
頂上まで車道もあるがラベンダーの時期は交通規制がかかるので,下の大駐車場に車を停めて歩いて登る。標高差は60mくらい。15階建てのビル程度の高さであり,幼児,お年寄りには厳しいが,苦労して登ったあとの感動が素晴らしい。バスから降りるとすぐにお目当てのものがあるという観光地が多い中,観光客を歩かせるというのは珍しい。山頂についたとき,一気に紫のじゅうたんが目に飛び込み,振りかえれば眼下に上富良野市街地,豊潤な富良野盆地,遠く芦別岳を望み,視線を東へと移せば,北の国からの舞台になった麓郷,富良野岳,十勝岳連峰,そして丘越しに道内最高峰の旭岳も頭をのぞかせる。まさに360度の大パノラマ。
ラベンダーは昭和52年から植栽開始。もとは荒地の山肌に砂利の登山道があるだけだったが,近年立派な遊歩道が整備され,両脇には町民が協力して作った花壇が続き,ラベンダーのない季節でも楽しませてくれる。登りの中間付近には,ビールの原料ホップが展示・栽培されている。ホップは現在ほとんど輸入で,北海道では上富良野で研究用に栽培されているものが唯一である。
冬はスキー場になるが,脇にあるリフトがかっこ悪い。私も小学校,中学校と学校の授業でここに通ったものである。山の裏にはオートキャンプ場ができた。
JR利用の場合,上富良野駅から徒歩15分ほど。車だと国道237号富良野聖観音像下の交差点から上富良野市街に入り,十勝岳に向かって直進,ふじスーパーの手前で左折。ラベンダーまつりの日には右折禁止など交通規制がかかるので注意。かつては大渋滞が発生し,富原の駐車場からシャトルバスが運行されたこともあったが,近年はファーム富田に観光客が流れたため,あまり混まない。
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| 花壇に縁取られた登山道。これを登りきらなければラベンダーを見ることができない。 | ラベンダー結婚式に使用される鐘。もともとは層雲峡の氷瀑まつりで使われていた鐘を夏の間だけ借りていた。 |
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| 登山道の中間にあるホップ。もともとラベンダーと並ぶ上富良野の特産品だったが,輸入物に押されて現在はサッポロビールが研究用に栽培しているのみ。ラベンダー祭りの前身として1980,1981年には「北海ラベンダーホップ祭り」が開催された。 | |
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| 南には富良野盆地と芦別岳。 | 東には十勝岳連峰。 |
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| ラベンダー発祥の地の碑。 | 麓の大駐車場。 |
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| 通常は山頂まで車で到達可能だが,ラベンダーの時期には交通規制がかかる。 | JR上富良野駅の跨線橋から見た日の出山。 |