[富良野・美瑛特集]
モデルコース・中級者編
標高1000mの山岳地帯を横断ドライブ。神秘の水が清涼感を呼びます
上富良野発,美瑛着の4時間コースです(入浴時間含まず)。

まず上富良野市街から道道291号吹上上富良野線で一気に凌雲閣まで登ってください。凌雲閣と上富良野市街は標高差1000m。これを20kmたらずで一気に登ってしまいます。
標高1280m,北海道内で最も高いところにある温泉宿です。そこはまさに雲上の世界。駐車場からは旭川まで望むことができます。平成6年に改装されて建物もきれいになりました。ここから今なお噴煙を上げる安政火口までは歩いてもすぐです。
日帰入浴800-2000 無休 800円
今来た道を引き返し,バーデン上富良野の角を右折してください。
平成9年1月にオープンした大きな山荘風の建物です。岩風呂の室内風呂のほか,露天風呂は計12と充実。それぞれ湯温が異なるので熱いお湯が苦手な人も大丈夫です。展望はききませんが,仙境の趣です。
日帰入浴1000-2100 600円
ここから望岳台までは十勝岳スカイラインと呼ばれる観光道路で,まさに「泥流地帯」の真中を通ります。全線舗装になっています。昔は荒地だったのですが,最近は地温が下がったためか緑が増えてきています。大正15年5月24日,十勝岳が噴火,泥流は雪をとかしながらここを時速100km以上の猛スピードで流下し,麓の住民144名の命を奪ったのです。
吹上温泉から美瑛側の道に出て右に曲がると,すぐ望岳台につきます。北海道内の多くの学校が大雪青年の家で研修を行いますが,そのときには必ず来るところです。目の前に十勝岳を望み,レストハウスがあります。
望岳台から白金温泉に至る道は1988年の噴火の後,完全に道路が切り替わりました。高架橋から原生林の展望は見事なものです。白金温泉はいったん通り過ぎて不動の滝に向かいます。右手に看板がありますが,見落としやすいので気をつけてください。
霊験あらたかな滝であたりは夏でもひんやりとしており,神聖な雰囲気が漂います。周囲には新四国八十八ヶ所の石仏群が並んでいます。
再び白金温泉方面に戻り,大雪青年の家,野鳥の森方面に曲がってください。なお,白金温泉は温泉らしい温泉ですので日帰入浴をしても良いでしょう。高原の快適な道路で十勝岳火山砂防情報センターを目指します。
1988年の十勝岳噴火で白金温泉街は直接の被害はなかったものの,大打撃を受けました。今では砂防ダムや流路工,空中避難路が立派に整備されています。このセンターは温泉街を見下ろす高台にあって,火山災害の恐ろしさ,防災対策を紹介しています。3D劇場や振動付きの映像展示は迫力があります。
1000-1600 火休
火山砂防情報センター 宇宙基地のような白金温泉街
十勝岳火山砂防情報センターからシェルターに覆われた286段の避難階段を下って行きます。下りた先にはブルーリバー橋があって,しらひげの滝を望みます。高所恐怖症の人には厳しいものがありますが。この滝が一般に知られるようになったのはこの橋ができてからで,まだ知名度は低いのですが,全国的な名瀑として徐々に訪れる人が増えています。
火山情報センターから牧場をぐるっと1周します。十勝岳を間近にホルスタインがのんびり昼寝する牧場は,写真撮影にも絶好のスポットです。
T字路を左折,道道と合流する少し手前に美望橋があります。
しらひげの滝を訪れていればお気づきのことと思いますが,この川の水の色はパステルブルーです。この橋からは川の水がより近くに見え,清涼感抜群です。
道道966号十勝岳温泉美瑛線に出て,美瑛市街に向かいます。途中右手にビルケの森白金インフォメーションセンターがありますが,ここは寄っても寄らなくても良いでしょう。
水が印象的だった今日の旅。最後にとっておきの名水スポットに立ち寄りましょう。水車や東屋が整備されてさわやかな公園になっています。私の実家でもここから水をいただいてご飯を炊いています。
この後はそのまま美瑛市街に出ても,美馬牛や上富良野に向かっても良いと思います。美瑛までの道はやや単調ですが途中にきれいなレストランが何軒かありますので,食事をするのも良いでしょう。
本日のコースからははずしてしまいましたが,美沢上富良野線の分岐付近から白金温泉までの道は白樺街道といわれています。これは1926年の十勝岳噴火の後にいっせいに白樺が生えたものなのですが,近年はマツなどに置き換わり,以前のように美しい白樺並木は見られなくなっています。これは自然に起こる遷移ですから仕方がないでしょう。
おつかれさまでした。
[富良野・美瑛特集]