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2002年2月2日〜3日

しれプリ26時間ツアー その1

わたしはこれまで旅行会社が主催する「ツアー」というものに参加したことがなかった。別に嫌いなのではない。機会がなかっただけだ。団体バスであちこち巡るのも楽しそうだと思っていた。
今回,いつもお世話になっている某集団から1泊2日のツアーへのお誘いがあり,参加させていただくことにした。しばらくぶりの知床に行って流氷を見たいということもあったが,最近人気のグループ旅行とはどんなものなのか,また最近の温泉旅館事情はどうなのかという点に興味があった。なおグループの構成は男4名,女3名の計7名である。


JR北海道主催の「ザ・SLスペシャル」。釧路発着,知床プリンスホテル1泊で1万円を切るというのは驚きの安値である。まともに切符買って列車とバスでウトロを往復すれば,それだけで1万円くらいいくのではないだろうか。この激安ツアーの実態はどんなものなのか,楽しみだ。


釧路駅11時00分。SL冬の湿原号の発車を待つ。


乗車した2号車は運良く?旧客のスハシ44-1。他の車両は14系だ。


客車内部


だるまストーブ。用意のいい客はさつまいもやシシャモを持参して焼いていた。


昨日から発売開始のSLチョロQ。限定5000個販売。最近この手のチョロQが高値で取引されているらしい。わたしはあまり興味がなく,これは友人に頼まれて買ったもの。こんなもの誰が買うのかと思っていたら,結局われわれのメンバーはみんな買っていた。


乗車証明書


SL冬の湿原号はディーゼル機関車の補機なし。だから煙も本物。標茶までに1トンの石炭をくうらしい。


茅沼駅でしばらく停車。タンチョウ見物に配慮したものだが,到着間際,飛び立つ3羽が見えただけだった。それでも乗客はみな満足していたようだった。


C11-171のふるさと,標茶に到着。駅前のSL屋台村。バス発車までの30分間で昼食を済ませなければならないが,屋台村はまるで災害時の炊き出し所のような雰囲気であまり食べる気がしなかったので,パンを買ってバスの中で食べることにした。もう少しまともなメニューと,落ち着いて食べれる雰囲気を作ったほうがいいのではないだろうか。


13時00分,知床プリンスホテル行き「知床ゆけむり号」に乗車。SLは満席だったが,こちらは多少余裕があった。ツアーとはいえ,添乗員やバスガイドはついておらず,ひたすら移動という感じ。


JR摩周駅でトイレタイム

川湯から清里までの野上峠越えは初めて通る道だった。バスだと車窓見物を楽しめていい。自分で車を運転するとどうしてもまわりがよく見えない。


清里焼酎工場でトイレタイム。物産間でお土産も買わずにトイレだけ使わしてもらうというもの申し訳ない。


見えた!流氷。流氷を見に紋別まで行ったことはあるが,実際に流氷を見たのは初めてである。

知床は昭和61年の8月に来て以来,実に16年振りである。


15時40分,知床プリンスホテル到着。


玄関横には「来運の水」。到着した宿泊客はさっそく一杯飲む。テレビでやっていたとおりの光景だ。


部屋に通される。たたみ部分だけで12畳の広い部屋だ。


立派な水墨画の掛け軸もあった。


窓からは鹿の姿が。それにしても鹿はいすぎである。斜里からウトロまでの間,100匹以上見たと思う。もう「わや」としか表現しようがない。

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