北海観光節旅行記東京クリスマス

聖路加ガーデン

銀座から築地方面へ向かう。


クリスマスイブの歌舞伎座。


光り輝く築地本願寺。昭和27年12月21日,三波春夫(当時南篠文若)はこのお寺で結婚式を挙げている。

聖路加ガーデン


左が聖路加タワー,右が聖路加レジデンス。

展望室は20時30分までとのことだが,いま20時20分。急がなければ。


誰もいないエレベーターホール。


エレベータに一人乗って46階の展望室へ向かう。


隅田川,勝鬨橋に東京タワー。話に聞いていたとおり素晴らしい眺めである。


しかし展望室内は私を除いてすべてが男女2人連れという異様な雰囲気だった。2人でデレーっと窓にくっついたまま全然動かない。会話を聞いていたら,「なんかこんな景色見ていたら何時間でも一緒にいれそうだな」「うん,部屋から見えたら最高だよね」「そうだな」ですって。

さすがにいづらく感じたので,早々に退散した。

なお,展望室への入場は20時30分で打ち切られたが,レストランが営業を終えるまでは開放されているようだった。


2つのビルの間の2階にある大屋根広場。

メリークリスマス トナカイさん

ひっそりと静まり返った空間に,クリスマスツリーが瀟洒な光を放っていた。広場の隅に椅子とテーブルがあったので,ここでしばらく休む。たまに人がやってきてクリスマスツリーの前で写真を撮っていく。私にはこのクリスマスツリーがいちばんあっているなと思った。

聖路加看護大学 聖路加国際病院

日本橋のホテルまで歩いて戻る。


街角のレストランではイブの食事を楽しむ人で満員だった。サンタクロースの帽子をかぶった給仕さんがあわただしく店内を歩き回っていた。

「北の国から」の第8回,大晦日の夜に純と蛍が正吉の家に紅白を見に行くが,家の前で引き返す。ふとあのシーンを思い出した。

通りは静かだ。いつもの金曜日なら賑わっているであろう居酒屋にひとけはない。

夜が冷たい,心が寒い。コンビニも今夜は立ち読みする人すらいない。パンを買ってホテルへ戻る。

次へ