北海観光節旅行記クリスマス三都物語

今年のクリスマスは真の意味で史上最高のクリスマスになると思う。

何といっても,23日から25日まで3連休だ。HokkaidoWalkerなどの情報誌ではさっそく「今年の聖夜はウィークエンド!史上最高のXmas!」などと称して大々的にクリスマス特集を組んでいる。一方で,東京ミレナリオは工事のためとはいえ今年限りで休止となり,札幌のホワイトイルミネーションも年々予算が厳しくなっていると聞く。不景気の世の中にあっても,クリスマスくらいは派手に楽しみたいものだが,地球環境はそれさえも許されないほどに悪化している。恐らく今後はイルミネーションの規模が世界的に縮小される方向に向かっていくだろう。それとこれは個人的な事情ではあるけれども,もし来年のクリスマスに私に彼女ができていたとしたら,3日3晩クリスマスイルミネーションを巡るなどという無茶な旅行はできなくなるだろう。

そういったわけで,この機を逃すともう取り返しのつかないことになる気がして,仕事も年末の追い込みに入っていたが,思い切って3連休,旅に出ることにした。

クリスマスイルミネーションに関しては,六本木ヒルズなど昨年東京の主だった名所は見た。しかし雪国育ちのせいかもしれないが,雪のないクリスマスというのはどうも物足りない気がする。その意味でクリスマスの本場はやはり北海道だと思う。そこで,札幌,函館,小樽の道内三都をそれぞれ1日づつ,連休で巡ってみることにした。

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