北海観光節旅行記ディスカバー阿寒

つつじヶ原朝の散策

2005年7月17日(日)

さて,若干順番が前後してしまったが,朝食前に「つつじヶ原朝の散策」に参加した。これは昭和56年から毎年実施されている歴史あるイベントである。

今日は人数が多いので,3班に分かれてそれぞれ説明員について散策を始める。

鹿に食べられて枯れてしまった木。防護ネットを巻いても,雪が1mも積もると意味がなくなる。

 
クマゲラのねぐら。

うっすらともやのかかった森の中を歩く。

しばらく歩くと森を抜け出す。イソツヅジの花期には一面真っ白になるはずだ。

出発前に案内の人が「到着する頃には硫黄山がきれいに見えるはず」と確信していたとおり,だんだんと霧が晴れてきた。

今年は夏の到来が遅れているため,イソツツジも少し残っていた。


スギゴケ

ガンコウラン

今度はハイマツ帯に入る。標高200mにも達しないところでハイマツが見られるのだ。


ハイマツの松ぼっくり。


散策路随一の難所「ハイマツデッキ」。


ハイマツデッキから見る硫黄山。


カブト山。左手の硫黄山側はハイマツに覆われ,右側はミズナラやナナカマドが生育している。色の違いで植生の違いがはっきりわかる。

摩周湖側の眺望も雄大だ。大きなワシが遠く水平線を横切っていった。

硫黄に強いハイマツも,硫黄山に近づくにつれ枯れ木が目立つようになる。

いよいよクライマックス,硫黄山。

ヤクルトのような乳飲料と散策記念の絵葉書をもらいゴール。帰りのバスは長年無料で運行されてきたが,今年から有料になった。運賃は快く払おう。

次へ