北海観光節旅行記万博超特急

マンモス

2005年6月5日(日)

本日の朝食は焼き魚定食。

今池7:33発→藤が丘7:49着 名古屋市交通局 地下鉄東山線

 

ホテルの朝食が6時30分からだったので7時には出たかったが,なんだかんだで7時半になってしまった。

  

リニモ藤が丘駅。それほど混んでいないように見えるがそれでも30分待ち。地下鉄の輸送能力に比べてリニモの輸送能力が極端に少ないので,必然的にここで足止めを食らうのである。そのため主催側ではJR中央本線経由で万博八草駅を利用するルートを盛んに宣伝しているが,今池からの場合多少待ったとしても藤が丘経由のほうが早いと考えた。

藤が丘8:23発→公園西8:34着 愛知高速交通 万博八草行き

後ろのオジサンが何だか気持ち悪いので先に行かせたら,そのオジサンまでで16分発への乗車がうち切られた。この7分の差は致命的かもしれない。

ここで万博会場の概略を見ておく。会場は長久手会場瀬戸会場に分かれており,メインの長久手会場には3つの入り口がある。メインは北ゲートリニモ万博会場駅が隣接し,地下鉄藤が丘駅と愛知環状鉄道万博八草駅の双方と結んでいる。西ゲートには団体バスとマイカー駐車場へのシャトルバスが発着する。東ゲートは名古屋駅,空港など各方面へのシャトルバスとマイカー駐車場へのシャトルバスが発着する。

長久手会場では空中歩廊のグローバル・ループが各エリアを結んでいる。人気のある企業パビリオンは北ゲートの両側に位置し,会場中央部にマンモスが展示されているセンターゾーン日本ゾーンがある。グローバル・コモン1〜6は外国のパビリオンが立ち並ぶゾーンで,アジア,ヨーロッパなどの地域ごとにゾーニングされている。

瀬戸会場へは万博八草駅からシャトルバスが出ているほか,会場間をゴンドラ燃料電池バスが結んでいる。


昨日,帰ってから考えた作戦は次の通りである。

作戦A 北ゲートに7時到着。開門と同時にバッファローダッシュし,トヨタの整理券を入手。何が何でもトヨタを見る。
作戦B 西ゲートに8時到着。開門後すぐ長久手日本館の当日予約。次にグローバルハウスの整理券を入手。続いて,空いているうちに企業パビリオンをどれか一つ見学。
作戦C 企業パビリオンははじめから放棄。朝一で直接瀬戸会場に入り移動時間によるロスを少なくする。

結局,作戦Bでいくことに決めた。

西ゲート最寄りの公園西駅で下車。西ゲートまでは徒歩10分ほどかかり,公共交通機関によるアクセスがないことから北ゲートより空いているとされている。

ところが西ゲートもこのような混雑。現在8時46分だが,混雑による混乱に配慮してか,既に入場が始まっていた。

入場審査ではまずカバンの中身を調べられる。ペットボトルの持ち込みが禁止されているので引っかかる人が多い。続いて,カバンとカギ,財布,携帯電話などの金属類を容器に入れ,体一つで金属探知器を通る。これで問題なければ入場券を自動改札機に投入して入場だ。

長久手日本館。案内係に当日予約はどこかと尋ねると,もう終了したという。開場時間からまだ5分しかたっていないのに少し早すぎないか。

グローバル・ハウス

 

やむなく,次に予定していたグローバル・ハウスに向かう。案内に従って進むとずいぶん遠回りさせられた。

ここでは午後からの整理券が配られるものと思っていたのだが,配られたのは9時20分集合の回だった。すぐに見られるのは良かったが,また計画が狂ってしまった。

グローバル・ハウスにはブルーホールとオレンジホールがあり,そのどちらかを見学してからマンモスを見ることになる。マンモスラボのみの観覧も可だが,ブルーホールとオレンジホールを一度に両方見ることはできない。

ブルーホールではまず前室でビデオを見せられた。これはあからさまにソニーの技術を宣伝するものだった。次にレーザードリームシアターに入る。10m×50mのレーザー光を使ったスクリーンは,隅から隅まで鮮明でたしかに迫力があった。

いよいよマンモスの観覧。トンネルに動く歩道が貫通しており,強制的に移動させられる。ここだけは写真撮影が厳しく制限されていた。マンモスが見えるのは一瞬だ。

札幌に帰ってから何人かに万博の感想を問われたが,みな「マンモスを見たのか」としか聞いてこなかった。世間では「万博=トヨタ,日立」という公式があるようだが,北海道では万博=マンモスという認識しかない。ともかくこれで「お前万博には行ったのか」と聞かれれば,「はい,行きました」と答えられる。後は気楽に見学することにしよう。

企業パビリオンゾーンA

今日は公式サイトの予測では「やや混雑」だったが,絶好の行楽日和で朝から盛況だ。

時既に遅し。

会場内にいくつかあったペットボトル飲料の販売所。いかにもとってつけたような販売ブースであるところを見ると,環境博を名乗る以上,主催者側としては売りたくなかったのだろうが,利用者に媚びてしまったのだろう。ゲートでペットボトルを回収しておいて会場内で売るとは何事だと怒り出す観客もいた。


壁面を緑化した三菱未来館@earth

企業パビリオンゾーンB

こちらの見学は最初からあきらめている。


トヨタグループ館。自社工場に風力発電機を設けて電力を自給しているという。外壁には再生紙パネルを使っている。

三井・東芝館はアクアウォールが見もの。ルーバー最上部から水滴がルーバーを着いた流れ落ちる。これによって体感温度が2〜3℃下がるという。

 

長久手会場からは早々に撤退し,瀬戸会場に移ることにする。

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