駅に降り立って初めて知ったが,高岡駅は一見してそれとわかる民衆駅である。民衆駅としては比較的新しく,昭和41年の竣工。北海道では旭川と釧路,それに既に建て替えられたが札幌や帯広で見られた,戦後の復興と国鉄の黄金時代を象徴する駅舎建築である。
ステーションデパートも健在だった。
2階へ向かうエスカレーター。傍らには古めかしい注意書きが掲示されていた。この駅舎ができた頃はまだエスカレーター自体が珍しかったのだろう。
2階
2階のお土産屋街。北陸スタンプはむかし郵趣雑誌で広告を見た記憶がある。
ステーションデパートの改札口も健在。
お土産屋街からさらに上階に行くエスカレーターが。
3階
ほとんどが空きテナント。それでも掃除が行き届き,床はぴかぴかに磨かれていた。
屋上ドリームランド
なんと3階からまだ階段が上に延びていた。
夢の超特急,子ども自転車,展望台,金魚・鯉類,盆栽・植木,ビアガーデン,休憩広場,まさにドリームランドである。
冬季休業中とのことだが,夏になったら営業を再開するのだろうか。