北海観光節旅行記29歳の北東北

川内

 

やまびこ産直館から川内の集落に至る道は,紅葉が盛りを迎えていた。

 

閉伊川の谷底の集落は,朝霧に包まれて幻想的だった。

北海道ではまずあり得ない美しい景色だ。強いていえば,占冠のニニウが現役の農村だったとしたら,こんな景色が見られたのではないかと思う。

国道106号をまたぐ。

 

ここから「あいさつ村」に入り,農耕車に注意して進む。

3年前に国道から見た南部曲屋は健在だった。

川内八幡神社。

神社前の橋を渡ると旧国道に合流する。

 

秋の風景。

 

昭和初期の雰囲気そのままと思われる商店街が残る。

駅の入口にあった古い案内標識。様式からして少なくとも昭和46年以前に設置されたものである。宮古までの距離は42kmとなっているが,シールの下には51kmと書かれているのが透けて見えた。国道106号は昭和40年代から徹底的な改修が行われ昭和53年に完成を見ているが,それによって宮古までの距離が10km近くも短くなったのである。

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