大歩危経由の路線バス。
今日は大晦日なので,たいていの観光施設は休みである。この平家屋敷も年中無休といいながらどうせ休みだろうと思っていたら,バスの中からガラガラと怪しげな回転灯が回っているのが見えたので,衝動的にバスを降りてしまった。
平家屋敷
県道から急坂を上がると,商店と入館券売り場があった。
茅葺きの屋敷に,古文書などが展示されていた。北海道の義経伝説などと違って,これはやはり本物なのだろうなと思った。
ガイドブックの地図では平家屋敷から大歩危駅までせいぜい2kmに見えたのだが,あらためて地形と地図を照らし合わせてみると,ガイドブックの地図が間違っていることが判明した。
大歩危駅まで4kmはありそうである。列車の発車まであと24分。これはもう無理だと思ったが,ともかく全力で走り始めた。
大歩危までは下る一方なので,足さえもてばなんとかなるかもしれないと思った。途中,車道が屈曲している部分は,山道をかき分けて進んだ。
何とか1分の余裕を持って大歩危駅に到着した。今回の旅行でいちばん危ない思いをしたところだった。
この列車で阿波池田駅に到着すれば,右回りの旅の4周目は終わり。
大歩危。この時期は寒々しい。
徳島線は初めてだが,残念ながら今日は特急で素通りする。
特急剣山は7往復中2往復にゆうゆうアンパンマンカーを連結している。
アンパンマンカーのアンパンマンシートとプレイルーム。
剣山登山口の貞光駅。
徳島駅到着。徳島は大阪に近いせいか,今回訪れた四国の駅の中でも,もっとも都会的な感じがした。