北海観光節北海道駅前観光案内所北海道の駅弁

深川駅の駅弁

深川駅の駅弁は昔からあったのだろうか。ウロコダンゴは80余年の歴史があり,「すし」も古くから時刻表に掲載されている。JR北海道の車内情報誌には1997年4月ないし6月から深川駅の駅弁が掲載されており,「おたのしみ幕の内弁当」は1997年7月号で初めて登場している。NHKの連続テレビ小説すずらんで有名になるのは1999年のことであり,なぜ1997年に動きがあったのか不思議だ。
ともあれ,SLすずらん号が運行されるようになってから深川駅を訪れる観光客が多くなり,待合室に駅弁販売のブースもできて賑わっている。駅弁は3種類だが,どれもおいしい。調整元はウロコダンゴと同じ高橋商事。

 

おたのしみ幕の内弁当,700円,2002.3.24購入 ★★★★

幕の内の基本をゆく弁当で,しっかりとしたおかずがあり,700円とは思えないほど充実している。値段に対する内容の豊富さは道内でもトップクラスだ。大きなザンギ,食べやすく骨が除かれた鮭,よく味のしみこんだ煮物など,一つ一つのおかずにこだわりが感じられて好ましい。

すずらん番屋めし,700円,2002.2.11購入 ★★★★

容器の半分を占める炊き込み御飯はボリュームたっぷり。メインはニシンの煮付け。それと数の子がごろん,ごろんと入っている。その素朴な盛り付け具合には,番屋の豪放な気風が感じられる。値段も700円と安い。

特選御寿司,400円,2001.1.6購入 ★★★★

コンビニの助六寿司と変わらぬ値段ながら,本職の弁当屋が調整しているだけあって格段においしい。

ウロコダンゴ,525,630,1050,1260,1950円

小沢のトンネルもち,野幌の煉化もちと並び称される銘菓。米と小麦の粉をふかした素朴なだんごである。留萌本線開業を記念して作られたもので,名前は三角形のだんごの形がニシンのうろこに似ていることに由来する。真空パックの商品は他の場所でも買えるが,生のだんごは深川駅でしか買えないとされている。

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