富良野線

中富良野 なかふらの 無人駅
中富良野町市街地
明治33年8月1日開業
190m 508人
2線(対向式)
旭川より47.3キロ
(臨)ラベンダー畑より1.5キロ
国道右3分セブンイレブン
2001.7.21下車

●(臨)ラベンダー畑→中富良野の車窓

鉄橋で富良野川を渡り,左に北星山を見て中富良野駅に到着する。北星山は夏はラベンダーで紫に染まり,冬はスキー場になる。中富良野駅は貨物扱いが廃止されて久しいが,現在も駅周辺の農業倉庫は現役で使われており,農産物の集積地としての風格を感じる。
駅裏には5階建ての黄色い集合住宅が建ち,景観が台無しになっている。

●中富良野駅

駅舎は昭和61年に建て替えられた。長らく簡易委託の駅員がいたが2006年8月より切符の販売を休止し,2007年3月限りで無人化された。夏期には駅内に観光案内所が設けられる。地元の利用者が少ない分,観光客の姿が目立つ。
ラベンダー観光のブームは,昭和56年,テレビドラマ「北の国から」でラベンダーが紹介されたことに始まるが,それ以前も中富良野は地味に人気を集めていた観光地だった。
駅裏の弘照寺の庭園は弘楽園として昭和9年から桜が植樹され,戦後には桜の名所として知られるようになった。昭和37年から昭和45年の間,毎年「月見臨時列車」が旭川−中富良野間に運行され,大好評を博した。列車は客車15両編成で,1300人の客が夕刻旭川を発車し,弘楽園で2時間の月見を楽んで帰っていったという。また,昭和37年と38年には「リンゴ列車」が運転され,北星山麓の松本りんご園でりんご狩りを楽しんだという。

●見どころ

□ファーム富田

徒歩20分。隣のラベンダー畑駅が最寄だが,中富良野駅から歩いても遠くない。3大ラベンダー園の一つ。個人の農園であり,テレビ,雑誌,ガイドブックでもよく紹介され知名度抜群。年々賑やかになってきているが,まわりは十勝岳連峰を望む田園風景で,のどかな雰囲気。見学施設やラベンダー以外の花畑もあり,ラベンダーの時期をはずしてもある程度見るものはある。(H11.4通過)

■リンク ファーム富田

□彩香の里

駅から徒歩25分。跨線橋を渡って駅裏の道を富良野方面に1km,右折。新しいラベンダー園。ラベンダーのほか,いろいろな花が楽しめる。

□中富良野森林公園

跨線橋をわたって,駅裏の道を上富良野方面に500m。駅裏の北星山。景観はビックで,富良野盆地の田園を一望にし,十勝岳連峰も雄大に見える。駅から30分もあれば登って降りてこられるので,時間があれば登ってみることをお勧めする。(H11.6訪問)

▽町営ラベンダー園

スキー用のリフトの夏期運行が人気。

□郷土館

駅前まっすぐ300m。平成2年開館。児童館を併設した立派な建物。蹄鉄のコレクションがある。(H11.1入館)

930-1730 月休 無料

(臨)ラベンダー畑 北海道駅前観光案内所 鹿討