函館本線

野田生 のだおい 無人駅
山越郡八雲町野田生
明治36年11月3日開業
標高8m  110人
複線(対向式)
函館より71.4キロ
落部より5.3キロ
2000.12.24下車

●落部→野田生の車窓

落部駅はだいぶん内陸側にある。トンネルを抜けて再び海岸に出るが,野田生に近づくとまた内陸に入る。落部以南の崖が連なる海岸線に対して,このあたりはなだらかに海岸線になっており,車窓には水田や畑が広がる。
野田生駅の手前で野田生川を渡る。右手に国道5号の野田生橋が見える。国道5号は函館と長万部を結ぶ1本道で,迂回路がない。そのような重要な道にもかかわらず,野田生橋は大雨で時折通行止めになることがあった。
1999年7月31日,私は札幌から快速ミッドナイトに乗り込んだ。4時57分,八雲駅到着。いつもはまず八雲から乗ってくる人はいないが,その日は何十人も乗り込んできた。疲れた表情のその人たちに「今日は何かあったのですか?」と尋ねると,野田生橋が通行止めになり,車で函館からきた人たちが帰れなくなったのだという。

●野田生駅

函館本線開業当初からの駅で,もともと待避線のあった広い構内は貫禄があり,駅前風景も堂々としている。しかし,昭和63年に駅舎が建て替えられてしまったのは残念。待合室は荒れ気味で,天井はボコボコ。
野田生も知らなければ読めない地名。たいていノダセイと読んでしまう。

●見どころ

特になし

落部 北海道駅前観光案内所 山越