小沢 | こざわ | 無人駅 | |
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岩内郡共和町小沢 | |||
明治37年7月18日開業 | |||
標高53m | 70人 | ||
2線(島式) | |||
函館より203.6キロ 倶知安より10.3キロ |
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1998.4.9下車 |
蘭越から尻別川に沿ってだらだらと標高を上げ,ここまでで約150mかせいでいる。胆振・後志国境の倶知安峠を倶知安トンネルで越えると,20‰の急勾配で小沢へ下っていく。山線は2段変速のキハ150形投入で列車のスピードが格段にアップしたが,さらに1997年3月,車体傾斜機能付きのキハ201系投入で曲線通過時のスピードがアップした。毎日通勤している人達が初めてキハ201系に乗ったときには,ブレーキが壊れたのかと思ったという。
この先,然別付近まで線路の両側を深い防雪林に囲まれ,車窓は晴れない。共和町は稲作の町。小沢の狭い谷にも水田が見られる。
昭和60年6月30日に廃止された岩内線の分岐駅。現在でも共和,岩内方面へのバスが出ており,列車とバスを乗り継いで利用する人も少なくない。
駅舎は昭和63年に簡素の建物に建て替えられてしまったが,跨線橋とホームは蒸気機関車の時代そのままに残っており,素晴らしく味がある。跨線橋の壁には「よい旅を」と書かれて雷電海岸の絵が描かれているが,ぜひともバスを乗り継いで訪れてみたいものだ。
倶知安トンネルと稲穂トンネルに挟まれたところにあることから,小沢駅には「トンネル餅」という名物がある。今も駅前の店で販売しており,10個入り1箱400円。レトロな味とパッケージを求めて訪れる人が絶えない。
現在は共和町になるが,昭和30年までは小沢村を名乗っておりその中心駅だったため,駅前にはしっかりとした商店街がある。
明治37年開業以来の名物。その日のうちに食べないと固くなる。
国道を倶知安方面に2.5km。もとは町営施設の民営一軒宿。本物の温泉。
日帰入浴700-2200 無休 300円
●岩内行きバスで共和役場前下車
国鉄岩内線・幌似駅跡をそのまま保存。貨物のホームも残り,こんなに往時の雰囲気そのままに保存されている廃駅は道内でもほかにないだろう。
平成6年開館。稲作を中心に農業の歴史を知るのに格好の施設。1998年秋,展示拡張。旧幌似小を復元し,昭和初期の教室を再現している。
1000-1600 月・祝翌休 100円
1999年秋開館。共和町出身の国際的画家の西村計雄の美術館。田園風景を見おろす丘に建つ立派な建物。
1000-1800 月休 500円
■リンク 西村計雄記念美術館
●岩内行きバスで岩内バスターミナル下車
漁夫画家・木田金次郎1893-1962。岩内に生まれ,有島武郎との運命的な出会いにより,生涯岩内の自然を描きつづけた。この周辺に数ある美術館の中でも好印象で,企画展も活発。旧岩内駅跡に建ち,建物も鉄道を想起させる形態になっている。
1000-1800 月休 500円
■リンク 木田金次郎美術館
900-1800(10-3は-1730)
▽たら丸市場
毎日900-1700に開催され,朝水揚げされたばかりの新鮮な魚介類,農産物を販売。
バスターミナルから国道を寿都方面へ徒歩10分。
月休 100円
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