函館本線

然別 しかりべつ 無人駅
余市郡仁木町然別
明治35年12月10日開業
標高25m  60人
2線(対向式)
函館より224.1キロ
銀山より10.7キロ
2000.10.9下車

●銀山→然別の車窓

20‰勾配を半径300mの九十九折れで下っていく。両側の防雪林は人工的に植樹した針葉樹。SLの写真を撮るのにはよいのだろうが,車内から見るとあまり楽しいものではない。然別に近づくと余市川が沿い,水田が開けてくる。ここまで来れば山線も終わりに近づいてきたという気がする。
途中,余市川の対岸に大江という集落がある。仁木町は明治32年に仁木村,大江村,山道村が合併して成立し,当初は大江村を名乗っていた。昭和39年町制施行の際に仁木に改称したが,大江村の反対が大きかったという。それにしても大江に駅ができなかったのはかわいそうだ。

●然別駅

広い構内は貫禄がある。駅舎は昭和63年築のログハウス風の建物。駅前は山の迫る寂れた小集落。この奥の山では金銀銅,マンガン,鉛,亜鉛などさまざまな鉱石を採掘して賑わった。
ここから小樽・札幌方面に向かって区間列車が発着している。札幌発然別行き列車というのもあって,いったいこの列車はどこに行くのだろうかという感じがする。

●見どころ

特になし

銀山 北海道駅前観光案内所 仁木