函館本線

札幌 さっぽろ 有人駅
札幌市北区北6条西4丁目
明治13年11月28日開業
標高 m  144536人
5面10線
函館より286.3キロ
桑園より1.6キロ
みどりの窓口530-2400
キヨスクあり
北口駅前サンクス,ローソン
2001.11.18下車

●桑園→札幌の車窓

桑園まで来れば札幌はすぐそこ。予備校やビジネスホテルなどのビルの谷間をくぐりぬけ,ポイントをガタンゴトンとゆっくり通過して,札幌駅に到着する。

●札幌駅

道都・札幌の中心駅である。札幌は人口約180万,東京以北最大の都市である。しかし,新幹線がないため盛岡や仙台に比べると駅の規模はだいぶん小さい。
昭和63年11月高架化。以降も整備が続けられ,1998年3月に北口広場完成,1999年10月には「ステーションデパート」「札幌駅名店街」「エスタ二番街」を統合,リニューアルしてAPIA(アピア)がオープン。さらに2003年春の完成を目指して地上38階の「JRタワー」の建設が進められている。
ホームは10面あり,5・6番ホームのみ12両編成の寝台列車に対応するため長くできている。
改札口は東西に2つあり,西側のほうが利用者が多く,東側はのんびりしている。みどりの窓口も2つあって,東側のほうが大きく指定席の予約状況表示盤が設置されている。
待合スペースが少ないのが難点だが,天気が良ければ北口広場の縁石に腰かけると気持ちよい。

誰も歩く人がいない北側の地下通路。

●見どころ

見どころを書けばきりがないので,観光のポイントを書いておく。その他の見どころは,当サイト札幌市のページ参照。

●歩いて行ける見どころ

駅から歩いていける観光地としては,ポプラ並木時計台道庁赤れんが庁舎大通公園テレビ塔くらいだろう。すすきのも1.5kmくらいなので歩いて行けるが,地下鉄に乗る人のほうが多い。中島公園も駅から2.5kmくらいなので頑張れば歩いて行ける。

●共通1DAYカード

市内を縦横無尽に観光しようと思えば,市営交通(地下鉄・市電・市バス)ジェイ・アール北海道バス/じょうてつバス/中央バスが一日乗り放題の共通1DAYカードが便利。ただ,地下鉄はともかく,バス路線はかなり複雑なので,初めての人には難しいと思う。あれもこれもと欲張るとすぐ日が暮れてしまうが,すぐ元は取れるので買って損はないだろう。

●さっぽろリンクルバス

市内の観光地を効率的に,しかも気ままに巡りたい場合,北海道中央バスで運行しているさっぽろリンクルバスが便利。中島公園,もいわ山,大倉山,さっぽろファクトリーなど主な見どころを1日中ぐるぐる回っているバス。各バス停には30分おきにバス来て,1200円で1日何度でも乗り降り自由。運行期間は4/29〜11/4。

●観光案内所

いちばん近いのは西側の改札を出て右手にある観光案内所。道内各地の観光パンフレットが豊富に取り揃えてある。案内員がいるので,質問もできる。また,市内の観光情報を得るなら札幌市役所2階のカッコウの窓口に行くと良い。市内の観光施設のパンフレットが充実している。
他に全道各地の観光情報が手に入る施設としては,道庁赤れんが庁舎2階の観光情報コーナー,北1条西2丁目の北海道経済センター9階にある北海道観光連盟があり,観光マニアなら訪れてみる価値はある。

●本屋

いちばん大きな本屋は駅前まっすぐ1.5km,狸小路の地下にある旭屋書店である。鉄道関係も充実している。地図に強いのは大通のパルコの冨貴堂で,特に地形図は網羅的に揃えられている。道内関係の本なら駅前5分右手のなにわ書房がおすすめ。駅北口のサンクスは旅行者向けに品揃えが考えられており,本も観光関係のものが多く置いてある。「ほっかいどう観光百景」という雑誌はここでしか買えない。北口から徒歩5分,北大の生協会館2階の書店はやはり学術関係が充実している。そのほか北大グッズなども販売しているので,覗いてみるのもおもしろい。また隣接するクラーク会館には学生食堂があって,格安な値段で食事ができる。味の評判は良く,特にラーメン類は下手な店よりもうまいと言われている。

●古本屋

・游書館(北8西4 1200-1800 日祝休)

鉄道,写真関係の専門店。鉄道雑誌,時刻表のバックナンバーが揃っている。駅北口から徒歩5分。

・南陽堂書店(北8西5 1000-1900 日祝休)

北海道関係が充実。鉄道関係も多い。2002年4月に改装し2フロアーになった。3階にはケルン書房が入る。駅北口から徒歩5分,北大正門の南側。

・弘南堂書店(北12西4 930-1900 日祝休)

北海道関係が充実。鉄道関係も少しある。貴重書が多い駅北口から徒歩10分,北大通り。

・北天堂書店(北18西3 1000-2100(土日-2000))

鉄道関係が充実。鉄道雑誌,時刻表のバックナンバーが揃っている。駅北口から徒歩20分。あるいは地下鉄南北線に乗って北18条駅で下車。地上に出て斜め向かいすぐ。

・石川書店(中央区南4西4 1100-2000(日祝-1900) 月休)

北海道関係に強い。その他幅広いテーマを扱っており,しっかりした品揃え。地下鉄南北線ススキノ駅から徒歩2分。

●図書館

旅の人でも利用できる図書館があるので,旅の合い間に北海道の史的考察をしてみたいという場合には,訪れてみるのもよい。まず北口を出て右手に建つ札幌第1合同庁舎には国立国会図書館北海道開発局分館があって,道内市町村史ほか北海道関係資料が所蔵され,自由に閲覧できる。道庁赤れんが庁舎には道立文書館があり北海道関係の資料が網羅的に所蔵されている。カードで検索して本は頼んで持ってきてもらう方式を取っているのでやや面倒。道庁別館の行政情報センターでは市町村勢要覧のほか各種統計資料を閲覧できる。市立中央図書館は大通から市電に乗って中央図書館前下車。郷土資料コーナーには全道各地の資料が揃えられ,一般的にはいちばん利用しやすい。なお,北大の図書館は一般には開放されていない。

桑園 北海道駅前観光案内所 苗穂