函館本線

峰延 みねのぶ 無人駅
美唄市峰延町本町
明治24年7月5日開業
標高25m  294人
複線(対向式)
函館より335.3キロ
岩見沢より8.4キロ
左3分セブンイレブン
2000.5.7乗車

●岩見沢→峰延の車窓

明治15年に開通した幌内鉄道は岩見沢から先,まっすぐ三笠に向かっていた。函館本線は幌内線から分岐される形でぐいと北北東へ向きを変える。ここからは明治24年に歌志内の石炭を搬出する目的で北海道炭鉱鉄道により敷かれた線路を走る。
岩見沢止まりの特急はなく,全便旭川以遠まで行くものの,普通列車の本数はがくんと少なくなり,ローカルムードが漂ってくる。峰延までの駅間も8.4kmと長い。周辺は石狩平野の水田地帯だが,あまり条件がよくないのだろうか,麦やたまねぎなど畑作に転換しているところが目立つ。駅名のとおり右手に峰が延びてくると峰延に着く。

●峰延駅

昭和63年に建て替えられた新しい駅舎。峰延は美唄市の南端にあり,大きな市街地を持つ集落。月形への道道275号月形峰延線は樺戸街道あるいは峰延道路と称され,月形の樺戸集治監と三笠の空知集治監を結ぶため,両集治監の囚人を使役して明治20年に着工,明治23年に完成した道路である。今では信じられないが,当時はどろどろの泥炭地帯で大変な難工事となり,囚人労働は悲惨を極めたという。峰延はこの樺戸街道と上川道路(現国道12号)の分岐点に位置する市街地である。峰延駅開業当時は月形の樺戸集治監への交通要衝であり,大臣など大物が乗降する一等駅だった。大正14年に峰延−月形間にバス路線が設定され,現在も岩見沢−月形駅前間のJRバスが峰延駅で接続している。

●見どころ

□道の駅サンファーム三笠

駅前の国道を岩見沢方面に徒歩25分。平成5年4月,北海道の道の駅第1号に登録。野菜の直売が賑わっている。(2000.9訪問)

1000-2000(売店-1800)

▽太陽の丘展望台

▽農の館(ジャンボ水車)

900-1700 4末-11末開設 無料

□達布山展望台

徒歩40分。駅前まっすぐ道道美唄三笠線を進み,道央自動車道のしたをくぐって500m先を右折。石狩平野を望む歴史ある展望地で,空知集治監を訪れた偉い人たちも登頂したことなどが説明板に書かれている。展望台から道の駅へも通り抜け可能で,空知集治監ゆかりの史跡も見られる。(2000.9訪問)

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