北海道新幹線

(廃止) 吉岡海底 ( よしおかかいてい )

  • 所在地:松前郡福島町字館崎
  • 開業日:1988(昭和63)年3月13日開業
  • 標高: -149m
  • 配線:複線
  • 路程:竜飛海底より23.0キロ
  • 最終乗降日:2002.3.23下車

●竜飛海底→(廃止)吉岡海底の車窓

構想から半世紀,着工から24年の歳月を要して開通した青函トンネル。いよいよ海の底へ潜って行く。海底トンネルというので,海底にコンクリートの管が横たわっているようなものを想像する人も多いが(それは水中トンネルという),実際には海の底からさらに約100m下を通っている。いちばん深いところはトンネルのほぼ中央で海面下240m。最深部を過ぎてさらにしばらく走ると吉岡海底駅に着く。

特急スーパー白鳥の海底駅通過時刻案内

●(廃止)吉岡海底駅

竜飛海底駅と同様の構造で,北海道側にあった海底駅。新幹線建設工事に伴い2006年から停車する列車がなくなり,2014年3月15日をもって廃止。現在は避難施設としての機能は維持しているものの「吉岡定点」と呼ばれ,駅としては扱われていない。

駅だった当時は「海底駅見学整理券」を持った乗客のみが下車可能だった。青函トンネル10周年を記念して,1998年3月にドラえもん広場が登場。毎年3月に公開される長編映画と連動して企画され,土日・夏休みには,着ぐるみのドラえもんが迎えてくれるなど,子供連れや台湾からの観光客に好評を博した。海底駅という異次元空間とドラえもんのSFワールドが見事に調和した企画だった。

これは快速海峡時代の海底駅見学整理券「ゾーン539カード」。
ルミライトアートのトンネルを抜けてドラえもんの街に入る。
ジャイアンによる町かどコンサート
野比家
しずかちゃんの庭
のび太の学校
剛田雑貨店内部
剛田雑貨店
ドラミちゃんハウス2階より北海道方面を望む。
うら山展望台から街のジオラマを見る。
ドラミちゃんハウス2階より本州方面を望む。
世界随一の?海底映画館
タイムマシン。まさに異次元空間だった。
ドラえもんショップ
しばらくたつとステージでイベントが始まる。

ステージでイベントが始まる頃,海底駅を見学したい人たちのための見学ツアーが出発する。

海底駅の駅員さんからトンネルの説明を受ける。
アートメモリアルボード。相当の数があるが駅の廃止後は見学不能となっている。JR北海道のホームページで動画が公開されている。
▲(廃止)竜飛海底
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