室蘭本線

三川 みかわ 無人駅
夕張郡由仁町三川
明治30年2月16日開業
標高53m  192人
2線
長万部より178.8キロ
追分より8.0キロ
2000.12.2下車

●追分→三川の車窓

かつて蒸気機関車でにぎわったであろう広い構内を左に眺めつつ出発信号機をくぐると,まもなく石勝線は右に分かれていく。そして道東自動車道が真一文字に頭上を横切り,室蘭本線は一路北を目指す。いったん千歳市に入ってから由仁町に入るが,千歳−由仁界が胆振石狩国境になる。意識していなければ気づかないが,そうだと知っていれば,はっきりと国境を感じることができ,この区間は室蘭本線唯一の国境にして,随一の山越えである。車窓はにわかに丘陵地となり,広葉樹に囲われる。国境の丘陵地帯を抜けると,雪の量もにわかに多くなる。久々に視界が開け,右に望む夕張の山々は素晴らしい。

●三川駅

樽前山の火山灰で覆われ作物が育たない胆振側とは対照的に,三川以北は土地が肥沃となって平野には水田が広がり,駅周辺は農産物の集積地として栄えたようだ。貨物ホーム跡や農業倉庫,駅前旅館,駅前食堂などが残り,往年の農村の駅の雰囲気が感じられる。駅舎はこの線の共通タイプ。

●見どころ

特になし

 
追分 北海道駅前観光案内所 古山