| 東鹿越 | ひがししかごえ | 無人駅 | |
![]() |
空知郡南富良野町東鹿越 | ||
| 昭和21年3月1日開業 | |||
| 標高351m | 151人 | ||
| 交換駅(島式) | |||
| 滝川より94.8キロ 金山より13.2キロ |
|||
| 2002.6.2下車 | |||
この区間で根室本線の車窓は一つのピークを迎える。金山駅を出た列車は90度向きを変えて東に進み,12パーミル勾配で高度を上げる。さほどきつくない勾配だが非力のキハ40はかなりあえぐ。ここは昭和41年9月29日に金山ダム建設により新線に切り替えられた区間だ。その金山ダムの堤が右手に見える。白蛇のようなシェルターは道道の雪崩覆いだ。
まもなく列車は延長2256mの空知トンネルに入る。トンネルを出ると列車はかなやま湖の上を走っている。運が良ければ湖面に浮かぶカヌーを見ることができるかもしれない。橋の上を走るのは数秒,ほんの一瞬の絶景だ。
湖を渡り終えて左にカーブを切るところに鹿越信号場跡がある。ルート切替時に設置され,昭和57年まで信号場として使われた後,昭和61年まで仮乗降場として残った。なお,当初の鹿越駅は旧線の金山駅から9.6km地点にあり,十勝線が落合まで延長されるまでの間は終点であったことから市街地が形成された。しかし昭和21年に東鹿越駅が開設されてからは市街が徐々に縮小し,昭和42年ダムに沈んだ。
湖畔は夏はカヌー,冬は氷上ワカサギ釣りで賑わっている。左に湖面を眺めつつしばらく走り,鹿越大橋のたもとに東鹿越市街がある。昭和42年,金山ダムの貯水が始まったとき,全道に散った水没地の住民(268戸)のほとんどが鹿越大橋の上に集まり,住みなれた土地に最後の別れを告げた。
東鹿越市街を過ぎてさらに1kmほど走り東鹿越駅に着く。なお金山−東鹿越の駅間距離は13.2kmだが,新線建設によるキロ改定はなされておらず,実際には2.2kmほど短くなっている。
駅裏に石灰岩の鉱山があり,明治時代から採掘が行われていた。昭和に入り,室蘭の製鉄所の石灰岩の需要が増加し日本有数の石灰石鉱山となった。当初は鹿越駅から積み出していたが,昭和16年に東鹿越信号場がおかれ,鉱山までの専用線が敷かれた。同21年に旅客も扱う停車場となった。石灰は製鉄のほか,製紙,製糖,肥料用の需要があり,近年までホクレン中斜里製糖工場への石灰搬出のため,東鹿越発中斜里行きという貨物列車が運行されていたが1997年3月改正で廃止になった。同時に無人駅となった。
駅周辺は何もなくゴーストタウンのようにも見えるが,左手に1km戻ったところに小市街がある。駅前には金山−幾寅間の南富良野町営バスが停車する。かなやま湖観光なら金山行きのバスに乗るとよい。
![]() ホームには石灰岩が鎮座する。 |
![]() 駅前はすぐ湖。 |
![]() 駅裏には鉱山の施設がある。 |

1967年完成の人造湖。鹿越大橋を渡って5kmほどで温泉やキャンプ場のある一帯に着く。しかし,東鹿越駅から歩いていく人はまずいないと思う。
湖北岸。キャンプ場などがあるリゾートエリアの一部。
ラドン泉風呂。
1000-2030 無休 360円
| ▲ | 金山 | −北海道駅前観光案内所− | 幾寅 | ▼ |