根室本線

大楽毛 おたのしけ 無人駅
釧路市大楽毛5丁目
明治34年7月20日開業
標高5m 916人
交換駅(島式)
滝川より299.0キロ
西庶路より10.4キロ
委託窓口
830-1500土日祝休
駅前セイコーマート
2000.8.4下車

●東庶路(信)→大楽毛の車窓

引き続き海の見えない海岸線を一直線に走る。線路沿いの砂丘には,小清水原生花園ほどではないが,初夏になると黄色やオレンジ色の花々が咲き乱れてきれいだ。
いつの間にか釧路市に入り,右手に水産工場や肥料工場などが目立ってくる。阿寒川の河口には鳥が飛来し,河畔には馬が放牧されている。右手に独特の紫色をした公宅が見えれてくれば,まもなく大楽毛到着だ。

●大楽毛駅

1989年改築の大きな駅舎。建物中央が駅待合室で,両翼の右には釧路市大楽毛支所が,左には「味処ひばり」が併設されている。待合室は4.5間×6間という広いスペースだが,そこには椅子が16脚置かれているだけで非常にガランとしている。利用者は多く,この駅発着の普通列車も設定され,駅前ではタクシーが待機している。釧路空港,鶴公園,阿寒湖方面のバスは大楽毛にも停車する。釧路から乗るよりもかなり時間(ダイヤは要確認)とお金の節約になる。
オタノシケはアイヌ語由来(浜の中の意)のおもしろい地名だが,北海道内では知名度の高い地名である。知名度が高いのはおそらく大楽毛家畜市場があったからで,昭和初期には全国から馬商が集まり,見物客のために臨時列車も走ったという。駅前に「日本釧路種の馬像」がある。

●見どころ

□神馬事記念館

駅から300m。駅前の国道を渡り左手。釧路馬産のリーダー・神八三郎の記念館で,1970年開館。

東庶路(信) 北海道駅前観光案内所 新大楽毛