釧網本線

遠矢 とおや 無人駅
釧路郡釧路町遠矢
昭和2年9月15日開業
標高5m 214人
単線
網走より158.8キロ
釧路湿原より7.3キロ
2002.2.10下車

●釧路湿原→遠矢の車窓

まだまだ湿原の中を行く。この区間では岩保木水門が見物で,大正10年から昭和6年にかけての釧路川の治水工事の際に建設されたもの。旧釧路川洪水終焉の歴史的遺産であり,自然破壊の象徴ともいわれる。水門が開けられたことはないらしい。手前が新水門で,奥に小さく旧水門を望む。
左は山で何も見えないが,この山が岩保木(いわぼっけ)山で,釧路湿原のマイナーな展望地となっている。
遠矢に近づくと,湿原が乾燥した茫漠とした草地となり,直線の区画が引かれているので明らかに旧農地とわかる。水田化が試みられたこともあったらしい。

●遠矢駅

久しぶりの市街。駅は昭和63年に建てられた白い三角屋根の建物。通勤・通学の利用は多いようだが,観光客の利用はほとんどない。待合室の壁の落書きはかなり多いほうで,主に地元の中高生により書き込まれており,読んでみるのもおもしろい。
駅構内には釧路支庁,釧路町,JR北海道釧路支社によりワイルド?な花壇が整備されている。
駅前に南蛮酊という食堂があり,釧路の名物「ザンタレ」を食べることができる。南蛮酊いわく「当店が元祖のオリジナルです」。南蛮酊の営業時間は1100-2200,月曜定休。

●見どころ

□岩保木山展望台

駅から6km。線路沿いに2kmほど北上し右折。この先のダートはライダーたちの間では聖地と言われているらしい。岩保木山は地元の人が遠足に行く程度のマイナーな展望台だが,360°大パノラマが得られる穴場。

釧路湿原 北海道駅前観光案内所 東釧路