豊富 | とよとみ | 有人駅 | |
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天塩郡豊富町市街地 | |||
大正15年9月25日開業 | |||
標高15m | 126人 | ||
2線(対向式) | |||
旭川より215.9キロ 下沼より8.7キロ |
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駅前5分左手セイコーマート | |||
2002.2.9下車 |
付近は牧場で,牧草ロールやデントコーン畑が点在し,のどか。ときどき牛も見える。途中,林に囲まれて見通しが悪いが,豊富に近づくと区画に沿って整然とした牧場が広がって明るい雰囲気となる。
中川が上川支庁,幌延が留萌支庁,豊富が宗谷支庁になるが,いずれももとは天塩国に属し,支庁界で景色が劇的に変わるということはない。
特急停車駅で4両編成対応のホームと跨線橋は貫禄があるが,幌延に比べると少し規模が小さい。駅舎は昭和41年の建物。観光案内所,「きっさすてーしょんス」が入っている。駅隣には救援客車利用の簡易宿泊所があったが,現在は利用されていないようだ。キヨスクは閉店し,以前キヨスクで販売していた乗車券類は駅事務室の派遣JR職員が扱っている。
豊富という名前は印象が弱いのであまり知られていないが,実際に列車を降りてみると非常にあかぬけした市街で,北辺の寂れた町という感じではまったくない。広々とした駅前道路から国道に出ると左手にセイコーマートが見えるが,ここは確か朝7時からの営業で,特急利尻が到着するときにはまだ閉まっている。
また昭和49年にサロベツ原野が国立公園に指定されて以来観光にも力を入れており,サロベツ原生花園は宗谷岬と並ぶ道北の一大観光スポットとなっている。
駅から9km。稚咲内行きのバスで14分,430円。1日4往復。または,駅前のレンタサイクルを利用。サロベツ原野の代表的観光地で,団体客も多く訪れる。7月上旬はエゾカンゾウで一面オレンジに染まり見事。さすが国立公園である。利尻富士をバックに記念撮影できる。木道は1999年改修され,幅が広く車椅子も可。(2000.7訪問)
▽ビジターセンター
昭和62年開設。サロベツ原野の形成史,自然観察のポイントに関する展示の他,書籍の閲覧もできる。花図鑑や花の球根の販売もあり。
830-1700 5-10開設
▽レストハウスサロベツ
名物あげいも,いももち,特産・豊富牛乳。
800-1700 5-10開設,無休
感動を呼ぶ利尻富士 | ビジターセンター |
どこまでも続くエゾカンゾウの群落 | 湿原を突っ切る直線道路 |
駅から西に14km。稚咲内行きのバスで22分,620円。1日4往復。アクセスがよく,観光客で賑わう。
▽稚咲内砂丘林自然探勝路
砂丘林と長沼群を巡る。
▽ハウス砂丘林
レストハウス。お茶と水が無料。みやげあり。近くに木道が整備された。
800-1700
駅の南東7km。豊富温泉経由で豊富駅−幌延駅間にバスが運行されている。1日7往復。豊富駅から片道320円。サロベツ原生花園観光の拠点で,花の温泉として知られる。大正14年,石油試掘中に湧出した温泉で,昭和32年ごろより温泉街が形成された。しょっぱい湯に油の混ざった独特の泉質。最近はアトピー性皮膚炎に特効があることで注目されている。
▽ホテル豊富
サンルーフ付の明るい大浴場が特徴。皮膚病に特効があることで有名。
日帰入浴1000-2100 無休 400円
▽ニューホテルサロベツ
町営の温泉ホテル,昭和57年オープン。ろ過した源泉風呂と真湯,牛乳風呂があるが,お湯を楽しむならふれあいセンターのほうがおすすめ。(2002.2.9入浴)
日帰入浴1100-2100 420円
▽ふれあいセンター
町営の日帰り公衆温泉浴場。平成9年に増改築,とんがり屋根の現代的建物。旧浴場は湯治向け,新浴場は一般向けとなっている。受付では一般向けをすすめられるが,湯治用に入ってもかまわない。一般向けはしょっぱい湯に油が浮いている。これだけでも驚きだが,湯治向け浴場はろ過しておらず,湯がどろどろ。体中に油を塗ったようになる。これが皮膚病に効くのだという。(2001.6入浴)
日帰入浴830(冬900-)-2130 無休 420円
その他下記温泉旅館で日帰入浴可。
▽旅荘百葉園
▽ニュー温泉閣ホテル
▽豊富観光ホテル
▽川島旅館
▽自然観察館
豊富温泉にあり,通年開館,無料。
豊富温泉街 | ふれあいセンター |
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