昭和・北海道地図資料館

北海道ロードマップ

昭和57年 塔文社

紛失した塔文社の道路地図帖の付録としてついていた1枚ものの地図である。耐水性のある特殊な樹脂に印刷されており,そうとあれば試してみたくなる私は実際に洗面器に水を張って地図を浸してみたことがあり,そのため若干汚損してしまったのは惜しまれる。


トマム1/760000
国鉄石勝線は前年に開業。トマム駅は昭和62年まで石勝高原駅と名乗っていた。トマムスキー場のオープンは翌昭和58年の12月のこと。


白糠線1/760000
白糠線は翌昭和58年10月22日廃止。石勝線と白糠線が同時に存在した期間は約2年間しかなく,両方記載されているこの地図は貴重である。縫別と茶路の間に「鍛高」の地名が見える。この地区で栽培されているしそを使用したしそ焼酎「鍛高譚(タンタカタン)」は近年大変な人気を呼んでいる。


沙流川1/760000
ハイオピラ公園(ハヨピラ公園)が掲載されている。このような地図に載せるべき場所ではないように思うが,ミリオン系の地図には昔から掲載されているようである。UFO研究団体のCBAによって昭和39年から42年にかけて建設されたUFOを呼び寄せるための神殿である。

昭和・北海道地図資料館