ニニウとのこと 2012年

そのときどんなことを考えていたのか,ごく私的なことでも書き留めておきたいと思って毎年このページを作っている。といって,これを書いているのが2020年だから,忘れていることもあるかもしれない。(2020年11月15日記す)

●2012年1月2日 上富良野中学校1992年卒業生同窓会

中学はいわゆる荒れた学年だった。担任の先生の一人があいさつで「謝ることはない。しかし君たちは傷を負ったのではないか」と言ったのが当たっているかもしれない。中学の同級生はいわば戦友,卒業から20年にして初めて開催された同窓会では,同級生180余名中,転校生も含めて100人以上が集まった。

同窓会では,ニニウと私 1999年以前に載せていたこのキャンプ場での一コマも話題になった。ホームページも良く見てくれている人がいて,同級生にこんなに見てくれている人がいたのかと嬉しかった。

●2012年1月18日 新年会&鬼峠打合せ

年末に案内をいただいていたが,平日の昼間でもあり参加できなかった。

●2012年3月24日 鬼峠フォーラム2012 

鬼峠フォーラム6回目にして初めて初代鬼峠を参加者全員で越えた。ニニウ神社は倒壊寸前まで痛みが進んでおり,このままでは来年の冬は越せないのではないかと思われた。ニニウ神社のことをどう考えたらよいのか,夜更けまで激しい議論が続いた。詳しいことは鬼峠フォーラム2012開催報告に書いた。

●2012年3月28日

2010年9月からボランティアにより整備が進められてきた旧占冠小学校(占冠地域交流館)の郷土資料室が3月28日オープンした。新入小中学校閉校記念誌なども収蔵されている。

●2012年4月

エゾシカの解体,加工施設「ジビエ工房『森の恵み』」がオープンした。6月20日に放送された「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」にも登場し,いつも鬼峠フォーラムで鹿肉をご馳走になっている高橋勝美さんがスタジオで腕を振るっていた。

●2012年4月 「ニニウ自然の国」問題が表面化する

ニニウサイクリングターミナルなど一連の施設群は2007年に民間事業者の手に渡っていたが,その後再生計画は進まず,2012年3月に施設の一部が意図的に破壊される事態に発展していた。一連の出来事が「北方ジャーナル」誌5月号,6月号,10月号で相次いで取り上げられた

●2012年6月2日 山菜市前日ワークショップ

2006年から始まった「しむかっぷ村民山菜市」。「山菜市は前の日がおもしろいよ」と聞いていたが,ようやく初めて前日に参加することができた。山本さんの説明を聞きながら山菜採りと仕込み。まるで手伝いにはならなかったが勉強になった。夜はリニューアルのため休業に入った湯の沢温泉を特別に使わせてもらって,山菜料理での懇親会が行われた。詳しいことは小さな旅行記「旭川~占冠・初夏のイベント巡り」に書いた。

●2012年6月15日 トマムの雲海を見に行く

詳しいことは小さな旅行記「雲海・ガーデンショー・ドライブインの旅」に書いた。

●2012年9月13日 京都府童仙房の友人を訪ねる

大学時代の友人が童仙房で古民家暮らしを始めたとのことで訪ねた。童仙房は山をいくつも越えたニニウのようなところで,山道を何kmも歩いてたどり着いた。ここのところ,友人たちが次々に月給暮らしをやめて,農的な暮らしに入っていく。私だけが一歩を踏み出せないでいる。

●2012年9月29日~30日 第5回近自然ワークショップ&セミナーinしむかっぷ

これまで鵡川をテーマにしてきた近自然セミナーだが,今年は4月に村に林業振興室が設置されたこともあって「森と生きる」がテーマとなった。圧巻はむかし山仕事をされていた方の実演。詳しいことは小さな旅行記「森と生きるin占冠」に書いた。

●2012年10月1日 「占冠湯の沢温泉 森の四季」グランドオープン

湯の沢温泉は長く第三セクターのニニウ自然の国開発公社が運営してきたが,存続か廃止かの議論を経て,2012年から指定管理者による運営に変わることとなった。それに伴い,6月から9月まで大規模な改修が行われ,外観も新たにオープンした。

●2012年11月23日 トマム薪能鑑賞

トマムリゾートの森のレストラン「ニニヌプリ」で,トマムでは26年ぶりとなる能楽公演が行われた。会場は村の特産品販売ブースなども出て大盛況。占冠神楽は広島県からの応援も得て,久々にフルバージョンが披露された。

●2012年11月3日 地域カフェ「ぼっこてぶくろ」がオープン

旧店舗併用住宅を活用した地域カフェがオープンした。一年半ほど前より地域カフェ検討委員会により議論が行われてきたが,資金や体制に非常に難しい問題があり,議論は行き詰っていったん解散した。それでも,熱意のある方の活動や, 鬼峠フォーラムの縁で出会った大工さん・下金山の川辺さんの協力でオープンに至ったと聞いている。なお,「ぼっこてぶくろ」は北海道でいう「ミトンの手袋」のこと。指が4本一緒に入っていることであたたかい,つまり,一緒にいるとそれだけであったかい,という意味が込められているという。

●2012年12月30日~31日 熊野古道を歩く

恒例の年末年始旅行は,初めて本格的に「古道」を歩いてみることにした。小辺路・果無峠越えはひたすら尾根を行く道で,初代鬼峠に通じるものを感じた。詳しいことは大型旅行記「熊野古道と北リアス線」に書いた。


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