14時50分,滝上公園を出発。
「7つの体験」というが,今までにいくつの体験をしたのだろうか。整理してみると,
1つ目は「廃線の跡を訪ねる」,2つ目は「鹿肉と地元の野菜を使ったフランス家庭料理」,そして「日本一の芝ざくら」と,3つの体験をしたことになっている。
ここで7つの体験には含まれない裏メニューということで,森林鉄道の案内をしてくださった竹内さんのご自宅を訪ねることになった。
ご自宅には「ブレーメンファーム」という木工の体験室を併設している。
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工房には,野山の木で作った素朴な置物がたくさんあった。
近年は町の観光協会ともタイアップし,札幌のイベントなどにも出店しているそうである。
参加者も挑戦。ほんの5分ほどで立派なキリンができあがった。
15時40分,竹内さんのブレーメンファームを後にし,本日の宿,「童話村たきのうえホテル渓谷」に向かった。
チェックインの前に4つ目の体験「バイオマスを活用したエコなラジウム泉岩風呂」の一環として,木製チップのサイロを見学した。
滝上では組合を組織して木質ペレット燃料を生産しており,道内では下川や足寄と並ぶ木質バイオマス利用の先進地である。
ホテル渓谷の大浴場は沸かし湯のため,大量の熱源を必要とするが,厳冬期は重油ボイラーを併燃しているものの,館内の給湯と暖房の大部分を町内産の木質バイオマスで賄っている。サイロには48立方メートルのチップを貯蔵することができ,それを冬は約1週間で使い切るという。
15時55分,ホテル渓谷に入館。
芝桜の季節なので混んでいるかと思ったが,団体は我々のツアーだけだったようだ。
チェックイン。
ツインの部屋に1人で泊まらせてもらった。
18時の夕食まで,2時間の自由時間となった。いつもであれば,市街地に散策に出かけるところだが,昨日も急な仕事が入って,日付が変わるまでかかったので,少し休むことにした。
18時より管内の「森のレストラン」にて夕食。あまりにも豪華だったので,我々のツアーのための特別コースかと思ったが,これが通常の夕食らしい。
席はHKワークスの林社長の向かいとなり,今回のようなマニア向けのツアーのみだけではなく,着地型観光のネットワークづくり,バリアフリー観光などにも取り組まれていることなど,お話を伺うことができた。