時刻表を見れば察しはついたが,この列車はこのあとムーンライトえちごとなる車両を使用している。
村上駅到着。35分の待ち合わせで折り返しムーンライトえちごが発車する。
ムーンライトえちごはいつの間にか485系電車に変っていた。
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新潟までは全車自由席なので,早めに乗車して席を取る。もちろん新潟からの指定席券は持っているが,その席に他の人に座られると,途中で席を移動しなければならず面倒なのだ。背もたれの傾斜角が浅くなって,以前よりも居住性が落ちたような気がする。
グリーン席もあった。青春18きっぷでは利用できないが,けっこう席が埋まっていた。
新潟まで車掌は女性だった。新米なのか車内放送がたどたどしく,聞いてるほうが疲れてくる。
後ろのほうでは60歳を過ぎていると思われる二人連れの鉄道マニアのうるさい。座席が狭いとか,ありとあらゆることに文句を言っている。いちゃもんをつけてそれを周りの人に聞いてもらうこと自体を楽しんでいるかのようでもあったが,JR北海道のツインクルレディに関してだけはべた褒めだったのがおかしかった。やはりおじさんはスカーフとスカートには弱いようである。
新津駅に停車中,23時57分に車内改札があり,まもなく減灯した。
2003年12月30日(火)
4時30分,大宮到着。さすがにこの時間だと人通りもない。
次の列車まで1時間以上あるが,駅には待合室がなく,吹きさらしで寒い。
駅前を少し歩くと,24時間営業の食堂があったので入ってみる。
メニューのいちばん上にあった「牛丼弁当」を頼んだが,これが280円と異常に安い。商売になるのだろうか。
5時半近くなると,にわかに人が増えてきた。こんな朝早くからみなどこへ行くのだろうか。
E231系10両編成。
宇都宮到着。
ホームではやたらと元気の良い駅弁屋がいた。「さあ,らっしゃいらっしゃい,日本の伝統,日本の伝統の味駅弁,駅弁はいかがすか」とホームを歩き回る。客を見つけると「お客様は神様です」ときた。元気過ぎる駅弁屋いうのもいかがなものか。
旅の行き先を決める場合,ガイドブックや観光パンフレットを見ながらいろいろ迷うわけだが,最終的に決め手になるのは,人から聞いた話しである。知り合いから「ここはいいよ」と教えられたところには,まず最優先で行ってみようという気になるのである。大学時代に栃木出身の友人がおり,ぜひ日光に行くべしと言われていた。それからもう4,5年経ってしまったが,今日ようやく日光を訪れることができた。
中吊り広告。日光は日本。たしかに日光を見ずして日本を語ることはできないのかもしれない。
日の出。
JR日光駅到着。