この列車は指定席を取ってあったが,十分に空席があった。少しうとうとする。この区間はいつもなぜか寝てしまって,まともに車窓を見たことがない。
花の盛岡到着。
ぴょんぴょん舎
今日は朝からろくなものを食べていない。朝は食パン3枚,昼はバターロール6個。夕食ぐらいは豪華にいきたい。
予想外の混雑。受付の人が名前と人数を聞いて手際よく案内していた。しかし2年待ってようやく来ることができた店なのだから,ここで1時間くらい待つことなど何のことはない。
1人だったらそんなに待たなくても済むのではと思っていたが,厳格に受付順で案内されたので,結局40分待った。これだけ人がいて独り者は私だけ。しかし混雑しているときに一人客は迷惑なのかといえばそんなことはなく,肉を焼かないのであれば3階に12人掛けの大きなテーブルがあり,そこはがらがらに空いているのである。
いつもどおり,ユッケジャンクッパ840円+冷麺735円。
急いで食べれば予定の汽車に間に合いそうだったが,やはりこのままでは盛岡を去りがたく,1本遅らせて少し街を歩くことにした。
盛岡は何度素晴らしいといっても言い足りないくらい素晴らしい街である。街の中心を貫く大通りは若者で賑わい,行き交う人はハッと目が覚めるほどに美しい。商店街に空き店舗はなく,いまやどこの地方都市でも真っ先に目に入るサラ金の看板が盛岡にはない。驚いたことに日本にはこういう街が存在するのだ。
映画館通りまで歩き,盛岡の街が元気であることを確認して駅に引き返す。
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盛岡駅 | 八戸到着 |
八戸駅のトイレはチップ制だったので,小銭をいくらか入れておいた。
青森経由,弘前行きの特急列車。一駅目の三沢で下車する。
2002年10月以来の十和田観光電鉄。古めかしい電車乗り場は何も変わっていなかった。
本日の終電。
駅前は足下がまったく見えないくらいに真っ暗だった。
十和田市は人口約7万の大きな市。タクシーもたくさん走っており活気を感じた。
官庁街通りの夜桜。ここの桜は青森県の中でも開花が早く,例年ならもう散っている頃である。今年は桜の開花が遅れているということで連休後半でも早めに訪れれば間に合うのではないかと期待していた。ライトアップ用の照明はもう消されてしまったようでよく見えなかったが,まだ咲いているようだ。明日の朝もう一度しっかりと見よう。
中央公園には露店もあり,今日は盛大に花見の宴が催されていたようである。真っ暗になってもなお,若者達がギターを弾いていた。青春である。
本日の宿は十和田温泉十和田和幸ホテル。温泉はかけ流しで意外によかった。