北海観光節旅行記中国四国右回り

石見銀山

温泉津8:14発→仁万8:22着 特急スーパーまつかぜ6号

 

仁万(にま)までわずか9kmだが,石見銀山の滞在時間を長くとるため,ここは特急で移動。

車窓から渚100選の琴ヶ浜を見る。

仁万8:30発→大森代官所跡8:45着 石見交通 大森代官所跡行き

石見銀山へは山陰本線の大田市駅,仁万駅,三江線の石見川本駅の3駅からバスがアクセスしている。距離的には仁万駅からがいちばん近い。

県道31号線でトンネルを越えて大森の集落に入った。

大森代官所跡8:58発→世界遺産センター9:05着 石見交通 世界遺産センター行き

 

大森代官所跡は石見銀山の行政,商業の中心として発展した大森地区の入り口にあたり,ここを拠点に石見銀山を観光することになる。

バス停には仰々しい待合いのテントなどもあったが,ほかに観光客はおらず,バスを待っていると詰め所の人が,寒いから中に入っていなさいと声を掛けてくれた。

世界遺産センターとの間は15分おきにシャトルバスが結んでいる。観光客しか乗車しないバスだけに,運転手も気さくで,さっきは青森から来たお客さんが乗ったと誇らしげに話していた。

世界遺産センター

この10月に全面オープンしたばかりの展示施設。いちおう入場料300円を払って見学した。

石見銀山は16世紀から1923年の閉山まで400年にわたって採掘されてきた世界有数の鉱山遺跡で,全盛期には世界の産銀量の約3分の1を占めた日本銀のかなりの部分が石見銀山で産出されていたと考えられている。2007年7月,「石見銀山遺跡とその文化的景観」がユネスコの世界遺産に登録された。

世界遺産センター10:00発→大森代官所跡10:07着 石見交通 大森代官所跡行き

結局,シャトルバスは行き帰りとも乗客1人だった。世界遺産センターは駐車場の役割も担っているが,大森地区の駐車場が満車にならない限り,シャトルバスの需要はそれほどないわけである。

代官所跡に戻り,まずバス停付近を散策してみる。

石見銀山資料館

 

大森代官所跡に建つ邇摩郡役所の建物を利用した資料館。

城上神社

 

拝殿の鳴き龍で知られている。

勝源寺

普段は入館料をとって公開しているお寺だが,年末のため閉鎖していた。たまたま境内に歴史に詳しい青年がおり,代官は地元の人たちから尊敬されていたこと,山門の彫刻のことなど詳しく解説してくれた。

 

昼食には早いが,食堂が開いていたので,ここで腹ごしらえをしておく。カツ丼750円。

次へ