山あいの三朝温泉に向かう。
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情緒あふれる温泉街。
宿へ向かう途中にあった足湯・薬師の湯には映画「三朝小唄」ロケ地の看板があった。
映画「三朝小唄」は中山晋平作曲の「三朝小唄」の大ヒットを受けて昭和4年に映画化されたものである。この時代の映画のフィルムはほとんど現存していないが,近年フィルムが発見され,2003年から3年かけて復元された。そして2006年3月には「『三朝小唄』シンポジウム」が開催されるに至っている。
なお,2009年6月に発売されたうめ吉さんのCDアルバム「お国めぐり其の二」でも,「三朝小唄」は最初に吹き込まれている。「三朝小唄」はやはり不朽の名作だということである。
今夜のお宿は「花屋別館」。窓側にソファーや小部屋のある広々とした部屋の中に8畳の寝間が仕切られていた。ここに一人で泊まって7500円なのだから安い。
部屋のしつらえやお土産にも味わいがあった。
株湯
レコード店で教えてもらった株湯にまず行ってみた。夜はいつも地元の人で混んでいてなかなか入れないとのことだったが,なんのその,男湯には誰もいなかった。
三朝温泉は高濃度のラドンを含有する世界有数の放射能泉で,株湯はその源泉だけあって素晴らしいものだった。
温泉街には駄菓子屋や射的場もあった。
大綱引き資料館『陣所の館』
伝統ある「陣所」の綱引きを紹介する資料館。静まりかえった館内で,まつりのビデオを見ながら老年の管理人が解説をしてくれて,心温まる思いがした。