北海観光節旅行記中国四国右回り

皇大神宮

豊川茜稲荷神社

 

外宮のすぐそばにひっそりとあった神社。

内宮へはバスやタクシーも出ていたが,せっかくなので旧参宮街道を歩いて向かう。

古市市街。かつては日本五大遊郭の一つに数えられたといい,参宮者うちの大部分が夜を過ごしたと言われる。

 

往時の料亭や旅館の多くが戦災で焼けた中で,麻吉旅館は江戸時代当時の姿を今に伝えている。

それにしても,外宮と内宮を結ぶ街道だというのに,ほとんど人の姿がない。

猿田彦神社・佐瑠女神社

 

猿田彦大神は万事を最も善い方へ導くという神様,猿田彦神社と向かい合って建つ佐瑠女神社は芸能の神様アメノウズメを祀る。

外宮から1時間ほど歩き,ようやく内宮の近くまでやって来た。

内宮はさすがに参拝客が多い。

大鳥居。

3時52分,宇治橋を渡って神域に入る。

神苑 手水舎

参道は火の灯りだけで照らされ,厳かな雰囲気である。

第二鳥居。

皇大神宮御正宮

天照大神を祀る伊勢神宮の中枢部である。新しい年が幸多き年になるようお祈りする。

神札授与所 神酒授与所

御守りは外宮と同じく,極めて簡素だったが,参拝者には御神酒が振る舞われており,ありがたくいただいた。

やはりおみくじなどはなく,神官さんにわざわざおみくじはないのですかと尋ねる参拝客もいたが,おみくじもなく御守りもそんなに種類がないことが,神宮の格の高さを示しているように思われた。

御正宮の近くでは写真撮影も厳しく規制されていた。伊勢神宮は日本の国そのものであるわけで,それだけにあくまでも厳粛さを貫こうとする姿には深く納得させられるものがあった。

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