本日の宿は,洗心館松屋。
夜遅くの到着だったが,女将さんが親切に迎えてくれ,宿帳を書く前に昆布茶とごまだれ餅を出してくれた。
温泉旅館でこういう本当のおもてなしと言えるようなもてなしを受けたのは初めてだった。
11部屋という小さな旅館だったが,内部のしつらえも隅々まで気が行き届いていた。電気こたつもあったが,こたつに入るなどたしか30年ぶりで,幼稚園の時に死んだ曾祖母の部屋でよく一緒にこたつに入っていたのを懐かしく思い出した。
宿泊すると貸してもらえる外湯の鍵。
九つの湯をすべて巡って,最後に渋高薬師にお参りすれば,満願成就できるといわれている。
お湯掛け和合道祖神。
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一番湯 | 二番湯 | 三番湯 |
九番湯の大湯。宿泊客以外の一般客が利用できる唯一の外湯である。ここに入浴することにした。じめじめした鉄筋コンクリートの建物は若干不快だったが,お湯は新鮮だった。渋温泉は湧出量が豊富で,すべての旅館が源泉かけ流しを宣言している。
温泉街の中心にあった歌恋会館は無人の卓球場で,過去の温泉街の写真やポスターを展示してあった。
徳味というラーメン屋さんで,みそラーメンを食べた。信州みそだというスープはあっさりしていた。温泉街のラーメン屋としては妙に生真面目な感じのする店であった。
2011年12月30日(金)
朝入った旅館の内風呂も,なかなかに素晴らしいお湯だった。
奥志賀高原始発のバス。乗客は2人。バスはチェーンを履いていた。
湯田中駅はホームの向かい側に使われていないもう一つのホームがある妙な構造だった。
車窓はどこまでもりんご畑だった。長野県は青森県に次ぐりんご生産量を誇る。
今年2月に運転を開始した2100系スノーモンキー。
地下駅の長野電鉄長野駅に到着。