日高本線途中下車の旅

2000.2.6想い出のアルバム

 12月からホームページ作りに没頭。冬休みにはどこにも行かなかった。旅に行かねば旅のホームページも作れない。いつしか出不精になっていた2月の日曜日,おもいきって出かけてみることにした。JRの一日散歩きっぷを使っての日帰り旅行である。行き先はどこでも良かったのだが,とりあえず1996年8月以来行っていない日高本線へ向かった。

旅程

乗車区間 発着時刻 列車
札幌
千歳
650発
720着
快速エアポート62号
千歳
苫小牧
726発
754着
東室蘭行き普通2728M
苫小牧
新冠
805発
934着
様似行普通2225D
新冠
豊郷
1357発
1423着
苫小牧行普通2232D
豊郷
大狩部
1436発
1544着
静内行普通 2231D
節婦
本桐
1547発
1659着
様似行普通2235D
本桐
日高東別
1718発
1736着
苫小牧行普通2238D
春立
日高三石
1853発
1905着
様似行普通2239D
日高三石
苫小牧
1929発
2133着
苫小牧行普通2242D
苫小牧
札幌
2140発
2300着
札幌行普通2849M

想い出のアルバム

新冠駅到着。天気も良くて行楽日和です。駅を出ていきなりレンタサイクル屋さんに声をかけられました。まだ道路は氷でつるつるですよ!。 とにかく温泉に入りたかったので真っ先に温泉へ。駅から歩いて20分ぐらいです。新冠温泉レ・コードの湯は営業開始の10時から賑わっていました。
このあと道の駅新冠でラーメンを食べました。このラーメンはいちおう名物といわれています。そしてレ・コード館を見学。入場料800円はちょっと高いかな?と思っていましたが,ガイドさんが案内してくださリ大満足。国内最高級の音響を体験できるというレ・コードホールでは昭和8年,市丸さんのヒット曲「天竜下れば」をリクエスト。これにはガイドさんも驚いていたようです。
今日はこの後は北海道全駅下車に向けてひたすら途中下車の旅です。苫小牧のほうに少し戻って豊郷駅で下車。今朝来るときに列車から見ていいなあと思っていた駅です。まわりは牧場で太平洋を望む所にガラス張りの透明な駅舎があります。私は写真は一か所1枚と決めているのですが,珍しく2枚撮ってしまいました。
大狩部駅。太平洋の淵にひっそりとある駅。名駅ですね。「北海道の駅十選」にはこの駅をぜひ入れようと思います。「TVロケ地跡『女囚塀の中の女たち』」の碑がありました。そういえばドラマで見覚えがあります。 大狩部駅からとなりの節婦駅までは歩きました。国道のない歩道は怖かったですけどね。「全駅下車」は下車か乗車をすればよいことにしているので数kmなら駅の間を歩くことはよくあります。
静内駅。日高本線の中間にある大きな駅で,たいていの列車は長い時間停車しますので途中下車することができます。静内は市になってもいいような元気のある町で,広い駅前は活気があり,かつて北海道の駅ではどこでもこういう駅前風景が見られたのではないかと思いますが,今の北海道は寂しい限りです。 今日は三石町本桐駅で折り返しとなります。本桐は静内から先では唯一交換設備のある駅のようで,屋根つきの島式ホームは貫禄があります。しかし駅舎は単なる箱で駅前も寂しい所でした。
日高東別駅。駅前には「ようこそフルーツ村へ 東別地区鳥かん図」の看板がありました。 日高東別から春立駅までは徒歩。「ゴミ箱は地域を守る宝箱」の標語。そのとおり駅舎は手入れが行き届いていてきれいでした。
この後,日高三石駅で降りて途中下車の旅は終わりました。駅前のセイコーマートで弁当,お菓子,飲み物を買ってがら空きの列車でくつろぎ。実はこれが鉄道旅行の大きな楽しみであったりします。だから最後に乗る列車はできるだけ空いていて長い時間かけて走る列車を選ぶようにしています。

ということで一日は終わりました。久しぶりのお出かけということで心が洗われ,新鮮な気分に。旅のホームページを作るのには情報よりも感性が大事。たまには旅をして,感性を光り輝かさなければならないなと思った一日でした。

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