千歳線

千歳 ちとせ 有人駅
千歳市千代田町7丁目
大正15年8月21日開業
標高23m 10782人
2面4線
沼ノ端より21.4キロ
南千歳より3.0キロ
みどりの窓口
530-050
キヨスクあり
隣接サンクス
2000.9.17下車

●南千歳→千歳の車窓

国道36号に沿ってまっすぐに進む。国道36号は古くは室蘭街道と言われた北海道の大幹線で,昭和28年には札幌−千歳間に道内初のアスファルト舗装が施され,弾丸道路と呼ばれた。苫小牧を経て札幌に至るという点では千歳線と同じルートだが,互いに寄り添って走るのは,南千歳前後の数kmしかない。
国道が左に分かれていくと線路は高架線に入り,久々に大きな市街地が見えてきて千歳到着だ。

●千歳駅

千歳市は自衛隊のまちとして知られ,人口では道内11位(2000年)の約8万9千人を有する。その大部分が千歳駅の周辺に住んでおり,駅の利用者は多い。快速エアポートは航空機の利用者はもちろんだが,札幌への通勤通学客にも多く利用されている。また,千歳からは各駅停車の本数も増える。意外なところでは,石勝線の普通列車も千歳駅発着で運転されており,大幹線の近代的なホームに単行のディゼルカーが面白く映る。特急は札幌−東室蘭の「すずらん」のみ停車。その他夜行の急行はまなすや快速ミッドナイトが停車し,函館行きの快速ミッドナイトでは千歳までの乗車券を購入すれば,青春18きっぷなどの利用開始日を1日遅らせることができる。
ホームは10両対応だが,12両編成の急行はまなすに乗ったとき「10両目より前のドアから降りてください」と案内があったので,10両目の後ろから降りようとしたら,ぎりぎりホームにかからなく,冷や汗をかいたことがある。
千歳市民でもなければ通過駅のイメージが強いと思うが,たまには降りてみるのもよいだろう。

●見どころ

□千歳さけのふるさと館

駅の裏手,国道337号を800m。平成6年開館。秋には産卵が見られるのでにぎわう。レストランや物産館もある一大観光地。国道337沿い。

930-1700(1/21-8/31),900-1700(9/1-11/30) 
この期間無休,12/1-1/20休館 800円

▽インディアン水車

明治から続く伝統の水車でサケを捕獲。8月下旬から12月上旬まで設置。

□グレイスワイン千歳ワイナリー

千歳駅の裏手。ハスカップワインの製造。

□グリーンベルト

千歳駅前をまっすぐ徒歩5分。全国1の地下駐車場があるという。

□千歳市民センター

50分間北の星空を堪能できる穴場プラネタリウム。

開始時刻不定 100円 土日祝のみ営業,夏冬休みは毎日

□市立中央図書館郷土資料コーナー

□青葉公園

南西2km。丘に広がる広大な総合公園。

支笏湖


バスで42分,片道760円。国立公園内の日本を代表する湖だが,いわゆる観光地というよりは,札幌近郊の人のレジャーやヒメマス釣りのイメージが強い。

□支笏湖 [自100]

カルデラ湖。日本最北の不凍湖,田沢湖に次ぐ深さ。摩周湖並みの透明度を誇る。(H11.4訪問)

□支笏湖ビジターセンター

温泉街の南。

□山線鉄橋

支笏湖温泉近く,千歳川河口にかかる。平成9年に復元。明治41年から昭和26年まで苫小牧への軽便鉄道が走っていた。王子製紙が物資運搬のために敷設したものだが,観光客も乗った。

□観光遊覧船

えにわ丸と美笛丸。4上-11上運行。

□支笏湖温泉

昭和49年掘削の比較的新しい温泉。

▽休暇村支笏湖畔

昭和52年開業,野鳥の森内。純重曹泉。

日帰入浴1100-1700 無休 525円

▽支笏湖観光ホテル

美人の湯・重曹泉。露天風呂あり。

日帰入浴1100-1600 1000円

▽支笏湖北海ホテル

露天風呂は男女入れ替え制。

日帰入浴1100-1700 700円

▽支笏湖レイクサイドホテル

日帰入浴1100-1800 月休 700円

南千歳 北海道駅前観光案内所 長都