苗穂 | なえぼ | 有人駅 | |
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札幌市中央区北3条東13丁目 | ||
明治43年5月16日開業 | |||
標高15m | 4118人 | ||
2面4線 | |||
函館より288.5キロ 札幌より2.2キロ |
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みどりの窓口530-2400 | |||
キヨスクあり | |||
駅前ローソン | |||
2001.8.31下車 |
汽笛一声,札幌駅を出発する。ポイントをガタンゴトンと何度も渡り,これから進むべき線路に入る。右には派手なベガスベガス(パチンコ屋),左には札幌中央郵便局の建物を見ながら駅を離れていく。
右手に大きなアトリウムのあるサッポロファクトリーが見える。札幌開拓使麦酒醸造所の跡に作られたショッピングゾーンである。言うまでもないが,開拓使麦酒醸造所はサッポロビールの前身で,サッポロビールの★印は開拓使のマークである。旧道庁及び開拓使本庁舎跡から苗穂駅までまっすぐ東に延びる北3条通は「札幌通」とか「開拓使通」と称された札幌の基線ともいえる通りで,麦酒醸造所のほか,札幌農学校や開拓使の官営工場など,さまざまな機関が集まっていた。大正13年には札幌で最初の舗装が施された。大正11年には苗穂駅前まで路面電車が開通し,昭和46年に地下鉄開業によって廃止されたが,今また路面電車を復活させようという動きもある。
高架から地上に降りると,まもなく左手に苗穂運転所・苗穂工場への線路が分岐し,現役を終えて留置された車両を見ながら苗穂駅に到着する。
苗穂はアイヌ語のナイポ(小さな川)に由来する。札幌の市街は大通以南が民地,以北が官地,創成川以東が工業地帯として計画された。苗穂駅は北3条通の終端にあり,工業地帯の中心として独特の雰囲気がある。その中で明治42年に創業した鉄道省北海道管理局札幌工場(のちの苗穂工場)の果たした役割は大きい。
苗穂には今もJR北海道の苗穂工場,苗穂運転所,研修センターがあって,北海道の鉄道の中枢をなしている。
徒歩15分。駅を出て右手に進み,跨線橋を渡って直進,左手。開拓使麦酒醸造所の第2工場跡地にあり,開拓使麦酒記念館とサッポロビール札幌工場からなる。コンパニオンの案内で見学した後,ビールの試飲がある。所要60-80分。(H8.10訪問)
6-8月は840-1800,他900-1700 無休,無料,要予約
ビール博物館に隣接。
1130-2200 無休
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