日高本線

鵡川 ( むかわ )

  • 所在地:勇払郡むかわ町末広2丁目
  • 開業日:1913(大正2)年10月1日開業
  • 標高:6m
  • 配線:2面2線交換駅(相対式)
  • 路程:苫小牧より30.5キロ 浜田浦より3.5キロ
  • 窓口: 無人駅
  • 乗降客数:394人(2014-2018年平均),1,018人(1983年)
  • 最終乗降日:2019.7.6下車

●浜田浦→鵡川の車窓

引き続き国道に沿ってまっすぐ走る。駅の手前で少し左に曲がり,市街地も異形の街区になっているが,ここまであまりにもまっすぐな景色が続いたので印象的に映る。駅の数は少ないが,苫小牧からもう30kmも走っている。

●鵡川駅

跨線橋のない対向式ホームの駅。構内が広いのはかつて富内線の分岐駅だったからで,富内線は1986(昭和61)年10月31日をもって廃止となった。駅舎は翌年「鵡川交通ターミナル」として建て替えられた。駅の窓口は2006年8月限りで廃止,キヨスクも2009年3月限りで閉店した。

2018年9月の北海道胆振東部地震では,駅周辺の商店街が大きな被害を受けており,いくつかの昔ながらの建物が消失している。

2015年1月以降,この先の線路は災害で不通が続いており,鵡川駅で代行バスへ乗り換えとなる。

駅窓口閉鎖後乗車券の販売も行っていたキオスクは2009年3月限りで閉店した。
富内線の転換バス
待合室にあった道南バス路線図(2006年10月撮影)。国鉄富内線廃止区間のうち,富内~幌毛志間のバス路線は2002年に廃止されている。そのため日高町日高地区方面に行くには,この先の富川から平取経由の路線に乗り換えることとなる。時間帯によっては鵡川から穂別行きに乗って平取入口~平取間を徒歩またはハイヤー利用という手もある。
鵡川駅前を発着するJR代行バス
代行バスの運行事業者の案内(2017年7月撮影)

●見どころ

□たんぽぽ公園

駅から左手に徒歩10分の鵡川河畔。60haにわたってタンポポが群生している。5月下旬が見ごろ。

□シシャモのすだれ干し

鵡川といえばシシャモというぐらいに有名。10月中旬~12月末ごろまで商店街を歩くと見られる。シシャモはアイヌ語で,漢字で「柳葉魚」と書くのはアイヌの伝説に由来する。

□鵡川温泉 四季の館

駅から徒歩10分弱。道の駅になっており,札幌と浦河を結ぶ道南バス「ペガサス号」も停車する。塩分の強い温泉で,日帰り入浴にも好適。

▲浜田浦
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