札沼線

(廃止) 鶴沼 ( つるぬま )

  • 住所:樺戸郡浦臼町字於札内
  • 開業日:1956(昭和31)年11月16日開業
  • 標高:37m
  • 配線:単線
  • 路程:桑園より66.1キロ 浦臼より3.4キロ
  • 窓口:無人駅
  • 乗降客数:0人(2014-2018年平均),40人(1983年)
  • 最終乗降日:2004.4.24乗車

以下,廃止前の情報です

●(廃止)浦臼→(廃止)鶴沼の車窓

石狩当別から浦臼までは1日5往復と,ローカル線としては少なくない本数が確保されているが,浦臼から先は本数が激減する。1986(昭和61)年以来長く3往復で運行が続けられてきたのが,2016年3月のダイヤ改正で1日1往復という極限的なダイヤとなった。

車窓は左に樺戸の山々が迫ってくる。まわりは畑で耕作は続けられているがいくぶん荒れて見え,主にソバが作付けされている。浦臼と鶴沼の中ほど右手に鶴沼公園が見える。一説に宮内省がツルの繁殖地に指定したところと伝えられ,沼の周りに物産館や温泉もある。1999年には物産館が道の駅として登録され賑わいを見せている。

このあたりは「ハエタタキ」と呼ばれる通信線の電柱が線路沿いに残っている。

●(廃止)鶴沼駅

ピンネシリを望む畑の中に置かれた簡素な駅だが,あまり落ち着ける雰囲気ではない。駅の利用者は極めて少ないながらも,周囲は小市街となっている。

●見どころ

□道の駅つるぬま

国道を浦臼方面に約1km。1999年に道の駅に登録された。国道275沿いのにぎやかな休憩スポット。トイレは昔風でユニークだ。ヘルシー物産館は以前からあり,ヘルシーアイス「鶴の舞」や豆腐など浦臼町の名産品を販売している。鶴沼は道路の向かい側にあって,あまりきれいな沼ではないが,沼の周りを一周したりボートに乗るなどできる。

鶴沼
物産館

□浦臼神社

道の駅つるぬまの隣に山に登っていく石段が見える。エゾエンゴサクやカタクリの名所として知られ,4月下旬から5月上旬の花期にはツアーで訪れる団体もいる。

□浦臼温泉 浦臼町自然休養村センター

道の駅向かい,鶴沼公園に隣接。日帰り入浴,宿泊が可能。

 

□田園空間博物館「樺戸地区」(歴史的農機具展示施設)

駅の南南西300m。旧鶴沼小学校の校舎を活用した施設。夏季の土日祝日のみ開館。

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