札沼線

(廃止) 下徳富 ( しもとっぷ )

  • 住所:樺戸郡新十津川町字花月
  • 開業日:1934(昭和9)年10月10日開業
  • 標高:28m
  • 配線:単線
  • 路程:桑園より71.5キロ 南下徳富より2.1キロ
  • 窓口:無人駅
  • 乗降客数:2人(2014-2018年平均),16人(1983年)
  • 最終乗降日:2016.2.11下車

以下,廃止前の情報です

●(廃止)南下徳富→(廃止)下徳富の車窓

トック原野の美しい水田が続く。北海道の開拓は屯田兵により行われたと思われている向きもあるが,実際に内陸部の開拓を進めたのは,1886(明治19)年以降北海道庁によって選定された殖民地に入植した一般移住民の力が大きい。1889(明治22)年の奈良県十津川村から新十津川への団体移民はその代表的存在である。殖民地選定事業と両輪をなす区画測設は,この十津川移民を機縁として始められたもので,欧米の土地制度を参考にして区画を設けて移民に土地を貸し下げたのである。

●(廃止)下徳富駅

大きな駅舎,広い駅前広場,新旧の農業倉庫,貨物用のホームが,かつてこの駅が農産物の集積駅であったことを教えてくれる。今は駅内も閑散としており出札窓口もふさがれている。

札沼線ではこのほか新琴似,篠路,石狩太美,石狩当別,石狩金沢,本中小屋,中小屋,石狩月形,札比内,浦臼,下徳富,新十津川の各駅で貨物を取り扱っていた。

駅前にも集落が形成されているが,500mほど離れた国道のほうに大きな市街があり,花月市街と称している。

深い雪の中に建つ駅舎
日本人形が印象的な待合室

●見どころ

特になし。

▲ (廃止)南下徳富
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