上川 | かみかわ | 旅客駅 | |
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上川郡上川町中央町 | ||
大正12年11月15日開業 | |||
標高338m | 578人 | ||
交換駅(3線) | |||
新旭川より44.9キロ 東雲より4.5キロ |
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みどりの窓口800-1635営業 | |||
駅前2分セイコーマート700-2300営業 | |||
2000.9.2下車 |
石狩川を渡り,水田の中を通って上川到着。この区間からは大雪山が見えると思うのだが,晴れた日に乗ったことがないので未確認。新旭川以来ぐんぐん高度を上げてきたが,上川でついに標高300mを越える。平均勾配5パーミルでも鉄道にとっては結構な登りだが,この先には北海道最大の峠越えが待っている。
層雲峡への入口駅として,屋根付きの1番ホーム,2・3番ホームの変わった屋根,待合室,団体専用出入り口など貫禄がある。この駅舎は昭和37年に建てられたもの。特急も普通も基本的に1番ホームを使用している。大雪山は登山のメッカだから,山男の利用も多い。キヨスクの跡にはショップかみかわ(ひぐまの郷)という上川町地場産品総合販売所が入っている。駅入口のガラスには「イワツバメの巣む駅」という意外な宣伝文句も見える。駅前広場はとても広くタクシーが常駐。右手に道北バスの待合所があり,層雲峡方面へはここからバスが出る。駅からは西の山にあるエスポワールの鐘を望み,9時,12時,15時,18時には鐘の音がガンガン聞こえてくる。
愛別から上川までは殖民区画により開拓されたところで,上川はその東端,遠軽方面と層雲峡方面への分岐点にある。はじめは北側の北見道路沿いに市街があったが,大正12年の駅設置により駅周辺に新市街が形成され,大正13年に愛別村から分村された。
上川駅前から道北バスが運行。本数は多い。片道770円。大雪山国立公園の中心地。大規模な柱状摂理,大函・小函,銀河の滝・流星の滝,温泉,ロープウェーなど北海道を代表する観光地で,北海道の思い出として層雲峡を挙げる人も多い。列車とバスを乗り継いで訪れるからには,温泉旅館に宿泊をしてじっくりと楽しみたい。1998年に日帰り入浴施設・黒岳の湯が,2000年には層雲峡ビジターセンターがオープンするなど,近年リニューアルが進められている。大函,大雪湖,銀泉台へは層雲峡からさらにバス運行。
▽黒岳の湯
平成10年オープン。現代建築。町営の日帰り入浴施設。レストランも充実している。
日帰入浴1000-2200(冬1100-2100) 元旦・4/5-4/8休 600円
駅から2km。旭川寄りの国道39号沿い。旭川行きのバスを利用してもいい。団体バスも立ち寄る一大観光スポット。
▽アイスパビリオン
国道39号線沿い,北の森ガーデン内にある。-20℃のアイスホールがメインだが,-20℃はこの辺ではそれほど寒いほうではない。最低気温の記録の-41度は風により再現している。
800-1830(5-9),-1800(4・10),830-1730(他) 800円
▽世界の熊牧場(ベアーセンター)
830-1700 500円
▽北斗高原地ビール館
地ビールのほか,上川町名産・大雪アンガス牛のハム,ソーセージなども味わえる。
駅から2km(アプローチ未確認)。駅からも見える巨大な鐘で,昭和59年に設置。朝9時から午後6時まで,3時間毎に音を鳴らす。この種の鐘では道内最大級。
14店が加盟しており,味は信頼できる。
上川駅前−愛山渓温泉間に1日2往復バス運行。片道900円。愛山渓青少年の家。海抜1030m。高層湿原のある秘境。登山客の利用が中心で,浴室はこじんまりしている。泉質は「傷の湯」「中風の湯」と呼ばれる名湯。秘湯として有名で,冬は雪上車で行く様子がテレビで紹介されて知名度は高いが,温泉のみを目的として行くのにはあまりおすすめではない。
日帰入浴1000-1600 冬期は道路通行止め 510円
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