宗谷本線

旭川四条 ( あさひかわよじょう )

  • 所在地:旭川市四条通18丁目
  • 開業日:1973(昭和48)年9月29日開業
  • 標高:124m
  • 配線:2面2線(対向式)
  • 路程:旭川より1.8キロ
  • 窓口:無人駅
  • 乗降客数:267人(2013-2017年),202人(1983年)
  • 最終乗降日:2020.12.26乗車

●旭川→旭川四条の車窓

高架の旭川駅を発車し,しばらくまっすぐ進む。かつて機関車を収める扇形庫のあった旭川運転所は「北彩都あさひかわ」として再開発され,中高層の共同住宅や,コーチャンフォー,コメリなどの大型店,旭川合同庁舎など官公庁・公共施設が建ち並ぶ。

左にカーブを切るころ,旭川市市民活動交流センター(CoCoDe)として保存された旧国鉄旭川工場のレンガの建物が右手に見える。線路は電化複線のまま,左に90度向きを変え旭川四条駅に着く。

高架化以前の車窓から見えた旭川運転所。現存せず(2002年6月撮影)。

●旭川四条駅

1927(昭和2)年,旭川と東川を結んだ旭川電気軌道が四条駅を開業。1954(昭和29)年,戦後の引き揚げ者らにより「オール商店街」が付近に形成され,宗谷本線にも旭川四条仮乗降場が開設された。名寄,上川,東川方面からの旭川の入口に立地するため,通学,通院,買物客らで賑わった。

1973(昭和48)年,宮下通~十条通と交差する宗谷本線が高架化されたときに,正式に旅客駅として開業した。高架化に合わせ,線路と向き合うように延長650メートルに及ぶ「17丁目オール商店街」がオープンした。当駅から市内中心部にかけての国道39号四条通は通称「病院銀座」としても知られ,通院客で賑わったが,しだいに客足は減り,17丁目オール商店街も2005年に解散した。

駅近くには,鉄道ショップ「ぽっぽや」があるほか,「丸亀製麺」「みよしの」などの飲食店も多い。4条18丁目バス停から旭川駅方面へは頻繁にバスが通っている。

待合室は高架下にある。1990年代まではきっぷの販売窓口もあった。
待合室の病院の広告は多くが裏返しにされ,暖房も停止されている。

●見どころ

高架下に商店街が続く。17丁目オール商店街は解散したものの,この雰囲気を懐かしむ人たちにより徐々に店舗の新陳代謝が図られている。

□ぽっぽや

鉄道雑貨の店。オリジナルグッズも多数。駅からすぐ。営業日はホームページで確認を。

□高砂酒造

宮下通17丁目。駅から高架沿いに旭川駅方面へ徒歩7分。1899(明治32)年創業の老舗醸造元。明治からの建物が直売店となっている。

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