宗谷本線

名寄 ( なよろ )

  • 所在地:名寄市東1条南6丁目
  • 開業日:1903(明治36)年9月3日開業
  • 標高:99m
  • 配線:2面3線
  • 路程:旭川より76.2キロ, 東風連より3.6キロ
  • 窓口:みどりの窓口あり
  • 乗降客数:896人(2013-2017年),3,128人(1983年)
  • 最終乗降日:2021.1.10下車

●東風連→名寄の車窓

東風連を過ぎると再び進路を真北へとり,徐々に住宅の密度が高くなってくる。右後方から名寄本線跡が,左後方から深名線跡が合流,右手の旧名寄本線の線路上にはキマロキの美しい編成が保存され,北への旅人を迎えてくれる。

車窓右手,旧名寄本線の線路上に保存されている往時の除雪用編成「キマロキ(機関車+マックレー車+ロータリー車+機関車)」。積雪期はシートが掛けられ見ることができない。

●名寄駅

現在では単なる通過駅になってしまったが,もともとは名寄本線(1989.4廃止),深名線(1995.9廃止)の分岐駅で,名寄機関区を有する交通の要衝であった。現在も広い構内を有するが,古い車庫,給水塔など,少しずつ歴史の遺産か消えていっている。

駅舎は長年の風雪に耐えてきた貫禄ある建物。2018年には開業当初に近い色に屋根と外壁が塗り替えられ,これからもまちのシンボルであり続けてくれることだろう。

駅弁店は2009年に営業を終了,2016年にはキヨスクやツインクルプラザもなくなり寂しくなったが,待合室は明るい雰囲気で,展示スペースとしての活用も試みられている。

2013年にオープンした「駅前交流プラザよろーな」がバスの待合所になっており,JR名寄本線,深名線の転換バスなどが発着している。

通学生で活気づくホーム。
急行列車は名寄どまりの車両があった。
2009年6月で営業を終了した駅弁屋。こだわりの駅弁で人気があった。

●見どころ

□北国博物館

駅から約1.3km。駅裏,旭川寄り,キマロキ編成の近くにある。1996年開館。北国の暮らしをよく理解でき,企画展も充実している。

その他,名寄市街は縦横に何本も延びるアーケード街があり,散策も楽しい。

▲東風連
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宗谷本線その2▼