北海観光節>旅行記>週末,僕はふらの・びえい人になりました。
1両で狩勝峠を越えてやって来た普通列車。
富良野到着。
ふらの・びえい人ウェルカムゲート
富良野駅前の空き地を利用して作られた「ふらのびえい人広場」。
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暖冬のせいか,雪だるまの表情にも精彩がない。
富良野駅周辺では大規模な再開発事業が行われている。駅裏の大きな建物は協会病院,駅の左手前に建設中の建物はふらのバスのターミナルである。
バスは大勢の乗客を乗せて発車。久しぶりにマイクロバスではない普通のバスに乗ってほっとしたが,「乗って守ろう路線バス」というポスターが張り出されるなど,路線バスもなかなか厳しい状況にあるようである。
扇山小学校前から春日町,麻町をぐるぐると回り,道道に入る。山手線(東9線道路)と合流し,八幡丘の道が分岐する「2号」というバス停で大半の乗客が降りた。この先,麓郷まで降車ブザーを押せばどこでも好きなところで降りられる自由乗降区間となる。
ふらのバスの麓郷線は麓郷街道ではなく八幡丘の道を経由する。この道はつい最近までガタガタの砂利道で,「北の国から」でも純と雪子おばさんの乗った車が吹きだまりに突っ込んだり,れいの自転車のチェーンが外れたりといろいろな因縁のある道だが,ついに全面舗装となった。
沿道には北村草太の牧場,中の澤小学校など,「北の国から」のロケ地が点在する。
麓郷市街到着。布礼別でも何人か降り,麓郷まで乗ったのは,少年2人とわたしだけだった。
ふらの硝子
拾って来た家の隣にあるガラス工房。ここははっきり言ってすごい。2005年7月のオープンで,最初は何でいまさら麓郷にガラス屋なのかと思ったが,店に入ってみて,さすがわざわざ麓郷に店を構えるだけのことはあると思った。逆に言えば,仮に「北の国から」が世間から忘れ去られたとしても,このガラス屋が麓郷にある限り,麓郷はやっていけるのではないかと思うほどの店である。
建物は1号館,2号館,3号館と工房からなる。店に入ると,麓郷小町とでも呼びたくなる美しい店員さんが「しばれ硝子」の器でお茶を出してくれる。
一昨年この店でガラスの魅力に取り憑かれ,その後小樽のガラス屋をくまなく巡ってみたのだが,ここほどのガラスの器を売っている店はなかった。ようやく今日しばれ硝子のカップを手に入れることができた。耐熱ガラスなのでお茶を入れることもできる。
拾って来た家
五郎4番目の家と「雪子おばさんの家」「中畑娘夫婦の家」が保存されており,「北の国から」はまだ続いているという設定で新しい家も建てられている。ここは冬も営業しており,入場料を払えば内部見学もできる。