白老 | しらおい | 有人駅 | |
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白老郡白老町東町1丁目 | ||
明治25年8月1日開業 | |||
標高7m | 1562人 | ||
3線 | |||
長万部より113.6キロ 萩野より5.8キロ |
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みどりの窓口710-1810 | |||
駅前セブンイレブン | |||
1997.4.6下車 |
萩野あたりから左手に樽前山(タルマエサン)が見えてくる。樽前山は標高1038mと低いが,明治42年に大噴火し,現在でも噴煙を上げている。樽前山の影響なのだろうか,このあたりは農耕に不適で,いまも原野が広がり,国道沿いにはパチンコ屋,ボーリング場,工場が点在する。白老川を渡ると白老市街に入る。住宅の屋根は方形や寄棟が目立ち,北海道では珍しい瓦屋根の家もある。白老は雪が少ないからだ。
特急すずらんが停車,広い構内と長いホームは貫禄がある。駅舎は1989年に建てかえられた。ポロトコタンと白老仙台藩陣屋跡という2つの大きな見どころがあり,途中下車にはおすすめ。
駅裏徒歩5分。アイヌに関するテーマパーク。まず白老民芸会館の中を通り抜けて入る。ここは大きなお土産屋で,ムックリやニポポなどを買うのによい。コタン内には,チセ(家)などアイヌの建物が多数あり,アイヌの村が再現されている。中核施設はアイヌ民族博物館。アイヌ民族古式舞踏[国重無民文]は夏季30分ごとの上演。(H9.3入館)
800-1700(11-3は830-1630) 650円 無休
▽アイヌ民族博物館
昭和59年開館。学術的な調査・研究も行っている。
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↑火災で消失後,再建中のチセ ←コタンコルクルの像 |
ポロトコタンに隣接。ホテルポロトウエシマ,昭和44年開業。浴室は5,6人収容と小さめ。
日帰入浴700-2100 無休 400円
ポロトコタンの奥。白老ふるさと2000年の森。サイクリングロードやキャンプ場がある。
駅裏徒歩20分。駅から多少遠いが,ぜひとも訪ねてほしいところ。箱館開港に伴って,幕府は蝦夷地を直轄地として,松前藩と奥州6藩(津軽,南部,仙台,秋田,庄内,会津)に警備に当たらせた。仙台藩は白老から襟裳岬を越えて国後島・択捉島までの警備を受け持ち,白老に元陣屋を置いた。安政3年から約130名の兵士が警備に当たったが,寒さと野菜不足のため23名がここで亡くなった。現在は土塁や掘りが修復され,12棟あったという建物が平面復元されている。一角には仙台藩白老元陣屋資料館があり,穴場の博物館といえる。丘の上には趣のある塩釜神社や愛宕神社がある。(H9.3入館)
資料館 930-1630 月休 260円
▽元陣屋資料館
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塩釜神社(?)。仙台の塩釜神社に比べると規模の違いに驚く。 | 元陣屋資料館。道内各地に似たような彫刻が見られるが,その場所にあまり似つかわしくない彫刻を安易に置くのはやめたほうがよいと思う。 |
旧国道沿いの商店街。北海道まちづくり100選。(H9.3訪問)
2000.11.3オープン。明治末の酒蔵石倉を多目的ホール,ギャラリーに改造。観光情報を提供する「まちの駅」としての整備も進められている。本町。
▲ | 萩野 | −北海道駅前観光案内所− | 社台 | ▼ |